中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

つれづれ

推理小説では・・・。

「彼(彼女)が死ぬことで、得するのは誰か?」という観点でモノゴトを見ると、容疑者が絞られてくるものだ。 「外国人参政権法案成立で得するのは誰か?」という観点でモノゴトを見ると、この法律の性格がよく見えてくる。 少なくとも、この法案が成立して…

平野発言、何が問題かというと・・・。

名護市長選の結果に対し、「ひとつの民意の答えとしてはあるんでしょうけど、検討する上で、斟酌してやらなければいけない理由はないと思う。」との発言で、大いに世の中を賑わしている平野博文官房長官。 この発言そのものは確かに正論で、度々このブログで…

日本を覆う「閉塞感」とは・・・。

こんな記事を見かけた。 「一生安泰に暮らしたい日本人の心が招いた閉塞感」 http://diamond.jp/series/siliconvalley/10027/ 冒頭を引用してみたい。 「 「閉塞感」という言葉が使われて久しい。90年代初頭から使われているだろう。20年経った今でも、昨今…

なかなかブログが更新できないので・・・。

とりあえず、昨日の国会中継のやりとりの動画を紹介しておこう。 小池百合子議員の、ツッコミが小気味良い。さすが、元キャスター。当日、NHKでの中継はなかったようで、甚だ残念ではあるが・・・。 ↓「いよっ!その通り!」と思ったら、下記へのクリックお…

その時歴史は動いた。

石川知裕議員、逮捕。 通常国会が始まるあと2日までに何が起こるか、推移を見守りたい。 中川昭一氏が健在ならば、繰上げ当選ということになるのだが・・・。 『石川知裕議員を逮捕 4億円不記載 東京地検特捜部』 (1月15日22時8分配信 産経新聞) http://h…

NHKもついに・・・。

帯番組で番宣(番組宣伝)を始めた。 今に始まったことではないかもしれないが、今回は露骨だ。 宣伝したいのは、もちろん大河ドラマ「龍馬伝」。 1/2に放送された、「仕事の流儀」につづき、 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/100102/index.…

2010年代が始まる。

新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 という訳で、平成22年、西暦で言うと2010年が幕を明けた。 昨日、先輩診断士の講演DVDを見ていたら、来年は単なる新年ではなく、”2010年代”が始まる、という点で特別な年である、と…

今年の『紅白歌合戦』、一番の注目は・・・。

今回、「中小企業診断士 えんさんの視点」はお休み。その代わり、「ボーカリスト えんさんの視点」の巻。 自分もアマチュアながら、ステージで歌を歌ったりする。タイプ的に言うと、「つやのあるボーカリスト」なので、同じようにつやっぽいボーカリストがお…

日本人は「朝三暮四」の猿か?

来年度予算案が、何とか年内に確定した。12月27日の日経新聞によると、「恩恵は春から、負担は秋から」とある。 具体的には、「高校授業料無償化」や、「子ども手当」、さらには「高速道路無償化」の実験開始など、家計に優しい政策が4月~6月に予定されて…

年始年末「To Doリスト」 ~試験要項には目を通せ~

先週、同時進行で進んでいた仕事が一山を越えて、ようやく年末モードに入ることができた。そこで、年末年始にかけてやるべきこととして「To Doリスト」を作成した。 毎年のことだが、年賀状書は12/29着手。30日投函で元日には届くのだろうか・・・。診断士の…

いのちの大きさ

重たい話題が続いたので、たまには軽い話題も・・・。 年末の『週刊文春』でおなじみの記事と言えば、「さらば帰らぬ人よ」。改めて、「今年、色んな人が亡くなったんだなぁ~」とつくづく思ってしまう。 ちなみに、それぞれの死のニュース的価値が、紙面ス…

これが「政治主導」?

このブログは「中小企業診断士 えんさんの視点!」なので、政治問題も極力経済・財政分野に限って取り上げるようにしてきた。しかし今回の問題に関しては、記録しておかないわけにはいかない。 天皇陛下の体調を考慮し、とくに2004年に前立腺がんの摘出…

座標軸なきトップに未来を託せるか?

迷走する「普天間基地移転」問題。その一番の原因が、鳩山由紀夫首相にあることは、今や誰の目にも明らかになっている。 オバマ大統領との会談で、「Trust me」と言っておきながら、未だに決断を下そうとしない鳩山内閣に対し、ついに米国も堪忍袋の緒が切れ…

「事業仕分け」も政治力次第?

「無駄を削減すれば10兆円くらいすぐに出せる」、野党時代にそう豪語した民主党の改革本丸である「事業仕分け」が昨日終了した。 本決定ではないが、事業仕分けによって捻出した額は1.8兆円。10兆円どころか、政府目標として掲げた「過去最大の95兆円台に…

鳩山さん、イイコト言う~!!

今まで私は、鳩山由紀夫総理大臣のことを誤解していたかもしれない。You Tubeの映像を見て、そう確信した。彼の指摘は、至極もっともである。 彼に限って、「人に厳しく、自分には甘い」、なんてことはありえない。彼ほど、「言行一致」という言葉がぴったり…

やっぱりね。どうする鳩山!?

オバマ大統領が来日する直前の11月9日、鳩山由紀夫首相は「普天間の問題が大きなイシュー(議題)になることはない」と述べたが、これに対して、「それは『見解』ではなく、貴方のただの『願望』でしょ?」、と批判した。 参考ブログ) 2009年11月10日 (火) …

”事業仕分け”は日本の未来に何をもたらす?

民主党の一番のウリである、「行政のムダを省く」というマニフェスト実現のための、「行政刷新会議」による事業仕分けが、11月11日(水)から、いよいよ始まった。 この会議の結果は、下記のサイトで速報が公開されるのみならず、インターネットによる生中継…

それは「見解」ではなく「願望」でしょ?

『普天間、主要議題にならず=鳩山首相』 (11月9日20時39分配信 時事通信) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091109-00000213-jij-pol 「鳩山由紀夫首相は9日夕、日米首脳会談での米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の扱いについて「今回、日本…

NHK 「国家中継の原則」

11月5日は「国会中継」が放送されなかった。これを不審に思ったある視聴者が、NHKに問い合わせた所、「NHK 国会中継の原則」に基づいて、この日は放送されなかったとのこと。NHKの担当者は、視聴者の疑問に対して、”真摯”に答えている。そのやり取りの一部始…

何がやりたいの?鳩山内閣

衆院選から2ヶ月強が経過した。今まで批判さえしていればよかった民主党だが、いざ政権を担う立場になって、次々とボロがでてきている。 わかりやすいところでは、CO2削減と高速道路無料化。景気対策については、麻生政権が決定した補正予算を3兆円凍結させ…

日本「半導体」敗戦

ここ最近、「日本企業は技術で勝って、なぜ経営で負けるのか?」をテーマにした書籍をいくつか読んで、そのポイントをブログに書き記してきた。 参考ブログ) 『ものづくり敗戦』 2009年7月29日 (水) http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-…

『マーケティング』とは『経営』そのものである

前回紹介したファーストリテイリング(ユニクロ)会長兼社長 柳井正氏の最新著書『成功は一日で捨て去れ』に続き、現役経営者の良書を紹介したい。 参考ブログ) 2009年10月24日 (土) 「ユニクロの強さは『市場の創造』にあり。」 http://noir-kuon.cocolog-…

ユニクロの強さは『市場の創造』にあり。

この不況下において「独り勝ち」とも言える好業績を上げているユニクロ(ファーストリテイリング)の会長兼社長である柳井正氏は、経営学の大家、ピータードラッカーを信奉し、彼の著作を繰り返し読んでいるという。かつて、ドラッカーは、企業の目的の中で…

「元官僚」で「脱官僚」?

10月20日、民主党や郵政改革担当の亀井静香の圧力によって、日本郵政の西川善文社長が辞任を表明、翌日には早々に後任社長として元大蔵省事務次官の斎藤次郎氏の内定が決まり、「天下りではないか」との批判が高まっている。 今回の日本郵政をめぐるゴタゴタ…

サムスンに学ぶ。

昨年からの「ネットブック」ブームによって、日本国内でも一気に知名度を上げた台湾のPCメーカーAcer(エイサー)が、何と世界シェアで2位を獲得した。 2009年10月15日の網易科技によると、「米国のIT市場調査会社IDCによる今年第3四半期の世界PC市場に関す…

今、このCMの意味するところを噛み締めてみよう。

概算要求、過去最大の90兆円台前半=再提出、15日締め切り10月14日19時2分配信 時事通信 鳩山内閣が2010年度予算編成で打ち出した前政権下の概算要求白紙化に伴う、各省庁から財務省への要求再提出が15日に期限を迎える。鳩山由紀夫首相は09年度一般会計当初…

マスコミはそんなに優しくはなかった。

昨日、日本中に衝撃を与えた中川昭一氏の急死を巡るニュース。死者に鞭打つことを控える日本人の心情から、私は「政治家としての中川昭一について、これを機会にしっかり報道してくれるのでは・・・」、と淡い期待を持っていたが、甘かった。 参考ブログ 『…

「終身雇用は日本の文化」という欺瞞

ITバブル崩壊や格差社会が問題視されるようになった時期、トヨタの業績が当時は良かったこともあって、「日本的経営」を再評価するという声が再び高まり、そうした中で「終身雇用は日本の文化だ」、「年功序列は日本人の心情にあった、良い制度だ」といっ…

中川昭一氏、死去

突然のニュースで驚いた。 衆議院選挙での無念の落選後、しばらくしてブログが更新され、「『真の保守』を目指す」との決意を新たにしていたが、しばらくして公式サイトそのものが検索で引っかからなくなっていて、気になっていたところで、この訃報だ。 目…

「エコ」栄えて「国」滅ぶ?-2

昨日、鳩山総理が居酒屋の窓から、店の前で待ち受けていた記者団に対し、酔っ払った勢いで窓から顔を出し、「宇宙人ですから」などと自身のあだ名を交えつつ話し掛けたと言う。麻生総理であったならば、間違いなく「この厳しい経済情勢の中、酒を飲んで酔っ…