マスコミはそんなに優しくはなかった。
昨日、日本中に衝撃を与えた中川昭一氏の急死を巡るニュース。死者に鞭打つことを控える日本人の心情から、私は「政治家としての中川昭一について、これを機会にしっかり報道してくれるのでは・・・」、と淡い期待を持っていたが、甘かった。
参考ブログ 『中川昭一氏、死去』 2009年10月 4日 (日)
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-c538.html
マスコミの興味は、「中川氏の死因」にあった。そして、彼らの期待したとおり、警視庁の調べで「アルコール成分が検出されていたこと」が判明、早速これを報道している。結局のところ、マスコミは中川昭一氏を、「酒に溺れて大臣の座を失い、死の直前まで酒を絶てなかった愚かな男」という印象を植えつけたいようだ。
10月5日14時17分配信 毎日新聞
『<中川氏急死>循環器系に異常 アルコール成分も検出』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091005-00000043-mai-soci
「死の直前まで酒を飲んでいたのは事実なので、マスコミに他意はないのでは?」という意見もあるかもしれない。しかし、この事実の報道を抜きにしても、昨日から一連の報道を見る限り、「ベッドには吐しゃ物」という表現が目に付く。
死んだ時に現場とは、(実際に見たことはないが)、むごたらしいものであるに違いない。しかし、吐いていたことが事実だとしても、それをわざわざ報道するか??マスコミは、意図的に「中川昭一の死」をカッコ悪いものにしたい、という意図があるようにしか思えない。
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