E-M5 markⅢレビュー!E-M1 markⅡのサブ機として・日常づかい機種として最適。
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今回は、オリンパスミラーレス一眼「OM-Dシリーズ」のミドル機種、E-M5 markⅢを購入したので、そのレビュー&作例紹介をしていきたいと思います!
【目次】
OM-D E-M5シリーズとは?
今でこそ「E-M1」、「E-M5」、「E-M10」と3つのラインナップがあるオリンパスのOM-Dシリーズ。その始まりはE-M5からでした。
初代E-M5が発売されたのは、ちょうど8年前の3月31日。
その後、2015年2月20日にE-M5 markⅡが発売。
4年半以上のブランクを経て、E-M5 markⅢは2019年11月22日に発売されました。
E-M5 markⅢの基本スペックは?
前機種から4年半以上のブランクがあったわけですが、その間に2016年12月22日にフラッグシップ機「E-M1 markⅡ」が発売。
E-M5 markⅡには「どんなサプライズ機能が搭載されるのだろう!?」という期待感もありましたが、結論から言うとE-M5 markⅢは「ミニE-M1 markⅡ」。フラッグシップ機を超える機能は特段搭載されず、サイズのみ小さくなったE-M1 markⅡと言ってよいかと思います。
下表の通り、スペック上の違いはサイズを除くとビューファインダーのサイズくらいでしょうか(あとはSDカードスロットがダブルかシングルか)。
※出典:オリンパス公式サイト「Q&A よくあるご質問」
イメージセンサーは20M Live MOSセンサー、画像処理エンジンはTruePic VIIIと、いずれもE-M1 markⅡと同様。
中でも、E-M1 Mark IIと同等の「像面位相差AFシステム」を採用したということで、E-M5 markⅡまでの機種では苦手としていた「動く被写体」に強くなったのは、大きな進歩と言ってよいでしょう!
ちなみに「5軸手振れ補正」の効果は、単体で5段分、12-100mm/f4.0装着時には5.5段分!E-M1 markⅡの「単体で5.5段分、12-100mm/f4.0装着時には6.5段分」と比較するとスペック的には劣るものの、十分に強力と言って差し支えありません。
E-M5 markⅢの外観
それではいくつかの画像にて、E-M5 markⅢの外観を見ていきます。
こちらがボディ単体。
いつもながら、オリンパス製品のデザインはレトロ感と洗練された感の絶妙なバランスが素晴らしい!
E-M5 markⅡと比較して、E-M5markⅢはかなり軽量化を図ったということで(ボディ単体417g→366g)、「プラスチック感が増して安っぽい!」という感想をネット上でたくさん見かけました。しかし少なくともブラックは、特段安っぽさは感じさせません(シルバーを店頭で見ましたが、安っぽさが気になります)。
SDカードスロットはシングル(一枚)。サイズ的には、致し方ないところです。
E-M1 markⅡとの外観比較。
グリップの大きさが、一番の違いであることがわかるかと思います。
背面から。高さもけっこう違います。
お次はE-M10 markⅢとの比較。こちらはさほど差が見られません。少しだけ、E-M5 markⅢの方が高いです(83.6mmと85.2mm)。重量差は、わずか4gです。
液晶モニターはタイプが違います。E-M10シリーズはチルト液晶。E-M5シリーズは、markⅡからバリアングル液晶になりました。
バリアングル液晶は、180度裏返すことができるので自撮りの際には有利です。
しかしスナップ用途では、上下の角度がサッと変えられるチルト液晶の方が機動性に優れるので、個人的には好みです。
ちなみに、E-M10シリーズは防塵防滴非対応、E-M5シリーズは防塵防滴という違いもあります。
お次は、ボディ単体で握ってみたところ。少し小指が余る感じです。
E-M5 markⅡよりグリップが深くなったとは言え、やはり小型軽量レンズをつけた方が、バランスは良さそうです。
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レンズ装着例
ここからは、レンズ装着例の画像を3つ。
まずは12-10mm/F4.0。ボディに対して、レンズが大きすぎの感があります。
続いてパナソニックの12-60mm/f2.8-4.0。こちらは、ちょうどいいバランス!
45mm/f1.2のProレンズ。
こちらのバランスは、ギリギリ許容範囲かな、という印象です。
作例
まだ購入して間もないですが、とりあえずササッと撮影した画像をいくつかアップしたいと思います。
まずは、12-100mm/f4.0の広角端(12mm)で撮った風景写真。
画像エンジンが同じなので当たり前ですが、E-M1 markⅡと同じ画像が出てきます。
解像感は、「さすが12-100mm/f4.0!」という切れの良さです。
同じレンズで望遠端(100mm)にて撮影。
お次は、背景ボケが楽しめる45mm/f1.2のレンズで撮影。
こちらは、12-60mm/f2.8-4.0で撮影したチューリップです。
同じく、12-60mm/f2.8-4.0で撮影。
【まとめ】E-M1 markⅡのサブ機として・日常づかい機種として最適!
タイトルにも書いたように、私は「E-M1 markⅡのサブ機」としてE-M5 markⅢを購入しました。
E-M1 markⅡを持ち出すのは大げさな日常でのスナップ用途として、また2台持ちの際の2台目のボディとして。
仕事で使うのには、シングルスロットという点はマイナスポイントではあります。
しかし、E-M1 markⅡ同じ約2,000万画素という画素数、画質も全く同じということで、同一シチュエーションで画像に差が出ないという点は、大きなメリットです。
E-M5 markⅢ単体で考えれば、前機種から続いて防塵防滴である点、より強力となった手振れ補正、さらには「像面位相差AFシステム」採用で動体に強くなったという点を含めると、より幅広いシチュエーションで利用できる、魅力的な機種であると思います!!
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