中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

「ものづくり補助金」事業計画書づくりは、レンガ積みに仕事の意味を問うことと同義!

 

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ここ2~3年、今の時期は「ものづくり補助金」申請のための事業計画書づくりを支援することが多くなっています。

申請する企業の業種としては当然ほとんどが製造業。規模的には中堅企業もありますが、家族経営+数名の従業員くらいの小規模事業者がかなりの割合を占めています。

こうした小規模事業者のやっている仕事は、一つ一つを見ると最終製品の一部品を作っているに過ぎません。

しかし、「ものづくり補助金」申請に伴う事業計画書を組み立てるの当たっては、「御社がこれからやろうとしている取り組みは、世の中(産業や地域)にとってどんな意味があるのか?」を問うこととしています。

掘り下げて聞いてみると、次世代自動車の試作開発に関わるような事業であったり、日本のモノづくりの基盤を支える生産設備の部品の一つをつくったりと、小さな企業と言えども何かしら世の中に貢献する取り組みであることが少なくありません。

大半の経営者は「ものづくり補助金を利用して設備導入を図りたい」というのが申請の動機です。しかし、事業計画書づくりを通じて「自社が行っている仕事の意味」を再確認、気づきを得る場となっていることを実感しています。

 

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 ここで思い出すのが、「3人のレンガ積み」の逸話。

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写真の出典はこちら

中世のとある町の建築現場で3人の男がレンガを積んでいた。そこを通りかかった人が、男たちに「何をしているのか?」と尋ねた。

 1人目の男は「レンガを積んでいる」と答えた。

 2人目の男は「食うために働いているのさ」と言った。

 3人目の男は明るく顔を上げてこう答えた。「後世に残る町の大聖堂を造っているんだ!」と。

※以下の記事から引用しました

bizmakoto.jp

世の中小企業の日々の仕事は、地味で単調なものかもしれません。

しかし、3人目のレンガ職人のように「誇りを持って言えるような仕事」をしている、と気づいていただくことが、「ものづくり補助金」事業計画書づくりの意義である気がしています。

また、そのような気づきを与えることが、支援者の最大の役割だと言えるでしょうね!

それでは!

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