中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

福岡市 高島宗一郎市長のインタビュー記事より。地方都市経営は中小企業経営に通ず。

 

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かつてのような高度経済成長が見込めない現代。

企業経営のみならず自治体経営においてもトップ(首長)の資質や行動力が、その企業や自治体を大きく左右する時代となっています。

3月9日に東洋経済オンラインで公表された、福岡市の高島宗一郎市長インタビューを読んで、その思いを一層強くしました。

toyokeizai.net

私自身、福岡市の人口増加が著しいのはおぼろげながら知っていましたが、高島市長の存在を知ったのは、今回が初めて。

高島市長はアナウンサー出身で、年齢は私よりも1歳年下の41歳!!

一市町村とはいえ、人口150万人と県に匹敵する人口規模である自治体の長を、当選当時30代であった彼に託した福岡市民の勇気に感服です!

ちなみに↓こちらが高島市長の公式サイト。市長らしからぬアグレッシブな表現に、勢いを感じさせます。

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takashima.fukuoka.jp

先のインタビュー記事、企業経営にも通じる名言がいっぱい!

ということで、インタビュー記事の中で私が感銘を受けた高島市長の発言のうち、特に感銘を受けた箇所をピックアップしたいと思います。

 

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・「角を取って丸くする」のではなく、「とがりを出す」、「タグ付けをする」。

 とかく行政は、あらゆる業界や市民の声を拾い上げることで、特徴がなくなりがちです。しかし高島市長は、地方にとってはむしろ逆、「とがりを出す」「タグ付けをする」ことが重要と説きます。

「とがりを出す」ということは特定分野に集中すること。「タグ付けをする」というのは、「○○といえば福岡市」というように特定分野での想起率を高めるよう仕掛けること。地方=中小企業と言い換えると、ピッタリくるのがわかっていただけると思いますね。

・行政はお金を使って課題解決するのではなく、規制緩和によって民間活力を引き出すべし

 今後全国的に人口減少と高齢化が進行する中、従来用に「ハコモノ」や補助金等に予算をつけるという「支出型」の行政は、早晩立ち行かなくなってしまいます。

 「お金を使う」のではなく「知恵」を出す。今後の地方都市経営・中小企業経営いずれにとっても非常に重要なこととなるでしょう。

・リミットを設け、スピード感を持ってものごとに取り組む。

人それぞれいろんな意見があり、批判があるのは当然です。でも、8、9割が賛成と言うまでじっと待っていたら、時代が変わってしまう

何事も100%はないわけで、賛否両論あっても、攻めなきゃいけないときには攻めるまず決断した上で、それによって起こるマイナスの部分をいかに小さくする努力をしていくか、こっちのほうに時間を使う。

最初から批判を恐れて決断しないことがもっともよくないことです

今月飛騨市長に就任された都竹淳也さんも、同じようなことをおっしゃっています。

「まずはやる!思いついたらやる!」と。

an-life.jp

中小企業経営も同様。

社長の決断一つですぐに動けるのが中小企業の良さ。

これからの変化の激しい時代、自治体経営も中小企業経営もスピード&行動力が重要ということを、改めて感じました。

これからの福岡の発展と高島市長のさらなる活躍に注目したいと思います!!

それでは!

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