野口みずきはスゴイ!この場を借りて声を大にして言ってみる。
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昨日開催された『名古屋ウィメンズマラソン2016』、リオ五輪オリンピックに最終選考レースという意味で、日本中の注目を集める大会となりました。
個人的に注目の選手と言えば、何といっても野口みずき!
わが家では、毎年恒例の応援&カメラ撮影のため12km付近の沿道へ。
今回、野口選手は先頭集団に交じって走っているのか、注目していました。
※上記画像は2013年大会(撮影:遠藤久志)
今回12Km付近で野口みずきは、先頭集団からはすでに遅れていましたが、懸命に先頭集団を追いかける彼女の姿をカメラで捉えられました。
あっという間に過ぎ去る野口みずき。
結果は2時間33分54秒で23位。
タイムや順位はともかく、完全燃焼で完走した彼女の表情は晴れやかなものでした。
リオ五輪の夢はついえ、「引退」もささやかれる野口みずき選手。
今回でマラソン選手としての第一線を退くとしても、彼女が偉大なランナーであったことは間違いありません。
国民栄誉賞も受賞した高橋尚子さんよりも目立たない感じなので、「野口みずきはスゴイ!」ということを、この場を借りて声を大にして言いたいと思います。
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1.アテネオリンピックで金メダル獲得!
何といっても、2004年のアテネオリンピックでの女子マラソン金メダリスト!
当日は、世界記録保持者のポーラ・ラドクリフもリタイアするほどの過酷なレースの中、野口みずき選手は20Km付近でスパートをかけ、そのままゴールまで走り切りました。
ご存じのとおり、現時点で女子マラソンでの金メダリストは高橋尚子と彼女の二人だけです。
2.日本人選手としての最高記録保持者
野口みずきの自己ベストタイムは2時間19分12秒(2005年9月、ベルリンマラソンにて)。
これは今もなお、日本女子マラソンでの最高記録!
ちなみに第二位は渋井陽子(2時間19分41秒)、第三位が高橋尚子(2時間19分51秒)です。
3.完走したレースはすべて2時間30分以内(直近レース除く)
今回の名古屋ウィメンズマラソンでは2時間33分54秒という記録でしたが、それまで完走した8レースはすべて2時間30分以内。しかもうち5レースは2時間25分いないというハイレベルぶり!
といった感じで、記録面では高橋尚子選手と並び、女子マラソン界の両横綱といっても過言ではないでしょう。
惜しむらくは、過酷な練習ゆえに故障も多かったこと。
福士加代子選手を話題にしたエントリー時も紹介したように、女子陸上選手に疲労骨折が多いのは、練習のし過ぎによってホルモンバランスが崩れることによると言われています。
現時点で野口みずき選手は、進退を明らかにしていません。
もし彼女が今後、後進の指導を行うようなことがあれば、自身の栄光と挫折の経験を活かし、選手として長く活躍できるような指導方法を確立していただきたいと願っています!
それでは!
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