SNSを自社で利用せずとも炎上は防げない!~日揮株式会社の花見場所取り事件に学ぶ~
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昨日診断士仲間から、企業のFacebook活用について質問を受けました。
「支援先企業が、Facebookページを開設しようとしているのだが、SNSは炎上があるかもしれないと躊躇している。どんなもんだろうか?」
私は、以下のように回答しました。
「Facebookは匿名ではないので、悪質な書き込むを行うユーザーは少ない。」
「自社Facebookページへの書き込みは、管理者権限で削除することも可能。」
「ただし、今の時代は誰でも情報発信者になり得るので、消費者の怒りを買えば、自社がSNSを活用する/しないにかかわらず、ネット上での炎上が起こり得る。」
こう回答したまさに数時間後、ある企業の社員がとった行動が一般人の怒りを買い、ネット上で炎上しました。
その事件とはこちら。
お花見シーズンが本番を迎えた横浜市で、プラント建設大手「日揮」の横浜本社が、掃部山(かもんやま)公園(横浜市西区)の「半分以上」ものスペースを花見目的で「場所取り」して、インターネットに非難が殺到した。
同社は2016年3月29日、J-CASTニュースの取材に、場所取りのため使用していたブルーシートを撤去するよう関係社員に命じたと明かした。
掃部山公園における同社の場所取りは、3月28日頃からツイッターで話題となった。あるユーザーが「お花見会場 OHANAMI SITE 日揮株式会社 JGC CORPORATION」と書かれたブルーシートの写真を投稿し、「エグイ場所取りをしとる」と報告。すぐさま拡散した。
これに対し、
「やっちゃ駄目な類なミス」
「何様のつもりだ」
と非難が相次いだ。その後、写真は掲示板サイトやまとめサイトにも転載され、ちょっとした「炎上」状態となった。
この会社(日揮株式会社)については、過去アルジェリアでの人質事件で社名を知っていたくらい。
しかしこの事件によって、一気にマイナスのイメージを広めてしまった感があります。
想像するに、「社会の常識」よりも「会社の常識」が先行する企業文化なのでしょうか。
いずれにしても、
・今の時代は誰でも情報発信者になり得る。
・消費者の怒りを買えば、自社がSNSを活用する/しないにかかわらず、ネット上での炎上が起こり得る。
ということを、企業は社員教育で徹底すべきですね!
それでは!
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