アップルが13期ぶりに減収減益!スマホ市場もいよいよ成熟期に突入か!?
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少し前のニュースですが、アップルの四半期決算が13期ぶりに減収減益と発表され、衝撃が走りました。
iPhone(アイフォーン)とiPadの主力製品が伸び悩む米アップルは、26日発表した2016年1~3月期決算が13年ぶりの減収減益になった。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電話会見で「技術と才能のある会社を探している」と語り、企業買収などを通じて新分野への投資を加速させる考えを改めて強調した。
予想された通り、3月に発表された新型iPhone(iPhone SE)と新iPad Proは大ヒットとはいかず、またiPhoneやiPadを超える新ジャンルの製品が発表されない状況。
さすがのアップルといえども、かつてのような急成長は望めなくなってきました。
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業界トップ企業の成長が鈍化してきたということはすなわち、スマホの世界市場が「成長期」から「成熟期」に差し掛かってきた証です。
矢野経済研究所によると、
2014年第4四半期以降、中国やインドなどの巨大市場で出荷の伸びは鈍化傾向にある。特に中国では1000元スマホ(約2万円)が成功し、需要の一巡と供給過多が発生、2015年の中国国内の需要は縮小が懸念されるとしている。スマートフォン市場が立ち上がっているインドもインフラの遅れや端末価格が一般ユーザーにとって高額であることから伸び悩んでいる。
2015年の出荷台数は18億8124万台で、2014年と同水準になる見込み。内訳はフィーチャーフォンが4億3713万3000台、スマートフォンが14億4411万2000台。スマートフォンは前年実績を上回るものの、大幅な鈍化で、中国が前年割れの見通しになる影響が大きいとする。
主要市場では需要が一巡、今後は買い替え需要に移行し、2020年の予測は20億3110万台で、頭打ちになると予測されている。
とのこと。
スマホに限らず、「製品(プロダクト)ライフサイクル」の法則には逆らえません。
あらゆる製品ジャンルにおいても、「導入期」から「成長期」を経て、一通り市場に製品が行き渡った段階で「成熟期」に突入します。
「成熟期」に差し掛かったら、基本的に買い替え需要がメインとなり、販売台数は横ばいから減少へと転じてしまいます。
成熟期に差し掛かった段階では、成長期のようなマーケティング投資を行っても、同じような増収増益効果は望めません。
今後は成熟したマーケットでいかに地位を確保し、利益を獲得し続けるかが重要となってまいります。
さらに重要なのが、獲得した利益を活用し、次なる成長市場に経営資源を投入すること。
21世紀に入って、様々な革新的な製品やサービスを世に出してきたアップル。
スマホ・タブレットに続き、次はどんな革新的な製品・サービスを打ち出すのか、大いに期待を膨らませたいと考えています!
それでは!
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