中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

ゴールデンウィークの愛媛旅行で「今治タオル」本場を視察!「今治タオル」のブランド展開について考えてみた。

 

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今回のゴールデンウィークは、比較的長期の連休(5月3日~7日の5日間)。

そこでわが家としても、ゴールデンウィーク期間中としては結婚後初めて、宿泊を伴う旅行に出かけました!

行き先は、愛媛県松山市。5月4日のお昼どき松山空港に着くと、さすが「みかん県」らしく周囲は「みかん色」一色です!

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愛媛県として、みかんと並んで代表的な産業といえば、「今治タオル」ブランドで名高いタオル生産。

初日の午後、松山城下で見かけた素敵なショップ『伊織』は、”伊予(愛媛県)に伝わる「いいもの」を、ひとつの場所に揃えました”と書いてあります。

もちろん、その「いいもの」の代表格がタオルです。

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↓『伊織』公式サイトはこちら。

地元愛媛県のみならず、首都圏をはじめ全国に26店舗あるようです(本日現在)。税金を投入してアンテナショップを展開する自治体が多い中、民間事業として「伊予の国」をPRしているのはスゴイことですね!

www.i-ori.jp

3日目に道後温泉界隈を歩いていたら、商店街の中にも『伊織』がありました!

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一階フロアには、様々な”今治タオル”製品が販売されています。

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二階には砥部焼の飲食器など、『Made in 伊予』の素敵な商品の数々が!

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こちらでタオルを購入。もちろん「今治タオル」ブランド品。

その証拠に、今治タオルのタグが付いています(ここ重要)。

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日付は前後して、2日目の午前には今治市にある『タオル美術館』を見学!

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中には、タオル製造の工程がわかる設備がそのまま展示(&稼働)されています。

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通路にあるタオル用糸の糸巻きは圧巻!

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館内には常設展として、ムーミンコーナーもありました。

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美術館の販売店(というか販売店に美術館がついている感じ)でタオルを買ったのですが、帰ってきてからタグを見てビックリ!

こちらのタオルは今治産でなくベトナム産でした!!

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よく見ると、「今治タオル」のタグもついていません。

気になったので調べてみると、タオル美術館の公式サイトにこんな文章がありました。

中国製・ベトナム製の商品が多いのですが…
当サイトで扱っている商品は日本製のタオルの他、弊社(一広株式会社)の中国工場・ベトナム工場で製造したタオルを販売させて頂いております。
高品質・クォリティを追求し、各工場に日本人スタッフを派遣し、日本人スタッフの指導・監督のもとタオルを生産させて頂いております。
お客様に日本製のタオルと変わらない高品質なタオルをお客様のニーズに添える金額でご提案させて頂く為に海外に各工場を設立しました。
中国・ベトナム両工場とも日本製とまったく変わらないタオルを製造させて頂いておりますのでご安心してお買い求め下さいませ。

www.towelmuseum-shop.jp

品質的には良いモノ、ということのようですが、「今治産」だと思って買ったので少々ガッカリ感が・・・。

記憶をたどってみたら、かつて「今治タオルの品質基準に合わないタオルに、今治タオルタグがついていた」という記事を書いていました。

kuon.ensan-blog.net

改めてこちらのニュースを読んでみると、「今治タオルの品質基準に合わないタオルに、今治タオルタグをつけていた」のは、なんとタオル美術館の運営会社(一広株式会社)!

matome.naver.jp

といった感じで、最後にモヤモヤした感情が残りましたが、全国的なブランドまで成長させ、また産業観光まで成し遂げている「今治タオル」のブランド展開には、学ぶべき点(反面教師も含む)が多々あります。

今回の旅で、その一端が垣間見えた気がします!

それでは!

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http://www.kuon-manage.jp/

Twitterはこちらです。

https://twitter.com/ensan7HDversion

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