今週の『とと姉ちゃん』には、起業・創業のエッセンスが詰まっている!
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久々に、私の妻が毎日欠かさず見ているお気に入りの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。
第14週は「常子、出版社を起こす」。
太平洋戦争が終わり、戦後自由な世の中になる期待の中、主人公である常子(とと姉ちゃん)は、勤務していた出版社を辞め、自分自身で出版社を起こす決心をしたのです。
出典:『とと姉ちゃん』公式サイト(以下、同じ)
その一連の話が、まさに現代でも通じる「起業・創業のエッセンスが詰まっている」と感じ、改めてブログに書いてみます。
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まず創業する際に欠かせない要素が、「創業の理念」。
すなわち、他者でない私が起業する意味、ミッション(使命)を、自らの心の中でハッキリ固める必要があります。
とと姉ちゃんの場合、「女の人の、役に立つ雑誌を作ること」が創業の理念に当たるでしょう。
そして事業を起こすうえで欠かせない「顧客ニーズ」の存在。
長年にわたる戦時下の中、人々はぜいたくを禁じられており、華やかで文化的な生活に、人々(特に女性)は渇望していました。
また、長年にわたる言論統制化の中で、人々は「本」にも飢えていました。
とと姉ちゃんは、こうした戦後間もない人々(特に女性)のニーズを捉え、来日したアメリカ人女性のファッションを模写しては、雑誌に反映していきます。
そして事業を実施するのに欠かせないのが「自身の強み」。
とと姉ちゃんは、前職として出版社勤務経験があり、一通りの出版に関するノウハウ・技術を有していました。
加えて、母・妹という女性の家族の協力体制も、とと姉ちゃんの強みと言えるでしょう。
最後に、マーケティング。
晴れて印刷屋さんに持ち込みつくった雑誌をどのように売るのか?
とと姉ちゃんは、既存の流通ルートに乗せるのではなく、直売という選択肢を取ります。
時代は下って現在、またここに来て全国各地でハンドメードマーケットという直売ルートが花盛り!
戦後から高度経済成長、バブル経済からぐるっと一周回って、今は戦後の同じような状況となっている点は、非常に興味深いですね。
それはともかく、「起業家とと姉ちゃん」が今後どのような試練に遭い、どのように乗り越えていくのか、興味深く見ていきたいと思います!
それでは!
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