「拙速は巧遅に勝る」、小池百合子都知事候補は都議連を吹き飛ばすか!?
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6月29日、東京都知事選への立候補を表明した小池百合子元防衛大臣。
昨日(7月5日)の自民党東京都連の石原伸晃会長との会談を経ても、自民党公認の確約を得られず、ついには公認を待たずに出馬を正式表明しました。
出典:Yahoo!ニュース
そして驚いたことに、記者会見で掲げた公約の第一が、都議会への宣戦布告ともいえる「冒頭解散」。
この表明に対してTwitter上では、こんな反応が。
都連の推薦どころか全面対決。おもしろくなってきた。 https://t.co/nu4SrTrUaK
— 池田信夫 (@ikedanob) 2016年7月6日
都議会の爺全部追い出すだけで一票入れるわ・いずれにせよ爺たちがいるかぎりなにもできないから https://t.co/qXeIoXD7aw
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年7月6日
一方で、「知事には都議会解散権がない」ことを指摘する声も。
小池百合子氏の記者会見を最後まで見たけど、都議会の「冒頭解散」の真意は掴みかねた。「都知事に解散権がないことは存じてる、議会が不信任案を出せば解散できる」と言っていたけれど、解散させられるとわかってて不信任案を出す議会はない。3分の2を自公が占めているわけだし…。
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2016年7月6日
いずれにしても、石原都議連会長との会談翌日に、こうしたカードを即座に切る彼女の即断・即決力には舌を巻きます。
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対照的なのが、石原伸晃会長を始めとした都議連陣営の意思決定の遅さ。
小池百合子氏出馬表明後、桜井俊前総務事務次官に立候補を打診するも固辞され、ダメだとわかると今度は、前岩手県知事である増田寛也氏に立候補を打診。
増田前知事は、「実務能力を評価してもらえて光栄」としつつも、いまだに出馬の意思を明確にしていません。
そして昨日、小池‐石原会談を経ての石原会長の出した結論は、「可否の判断は10日開票の参院選後に先送り」というもの。石原氏を中心とした都議連が、「小池百合子氏を公認したくない」という気持ちがありありと見えます。
それならそうで「我々は貴女を公認しない」とズバッと言えばよいのに、それすら決断しない始末。
逆に小池氏は、自民党の公認が得られないと見るや、さっさと自民都議連を見限って、晴れ晴れしい表情に見えます。
「拙速は巧遅に勝る」という言葉がありますが、まさに小池百合子氏の行動は、「拙速」ではあるものの、今のところ意思決定の遅い自民都議連に勝っている印象。
このまま都知事選挙を突っ切ってしまうのか、他県民ながら非常に興味深く見ています。
中小企業経営においても特に今の時代、意思決定そして行動のスピードが重要ですね!!
追記:報道では、小池氏が「都議連に対する宣戦布告」だけ話したかのような 印象でしたが、就任後の政策やビジョンについて、多面的に語っていたようです。
それでは!
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