中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

シャープ再建を担うのは、やはり「顔の見える経営者(=鴻海の郭台銘董事長)」だった!

 

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経営再建中のシャープについて、1月14日のエントリーでこんなことを書きました。

kuon.ensan-blog.net

当時の潮目としては、”親方日の丸”の官民ファンド「産業革新機構」主導で再建が進められるものとみられていました(少なくともマスコミ報道において)。

しかし残念ながら、産業革新機構には「顔の見える経営者」がいない。

一方で過去の企業再建の事例を見ると、産業再生機構の冨山和彦CEO(当時)や、JALを再建した稲盛和夫氏など、肚のすわった「顔の見える経営者」の存在がありました。

ところが、ここに来てシャープにも「顔が見える経営者」が登場しました。

その人とはもちろん、鴻海の郭台銘董事長です。

 

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本日(2016年2月5日)の日本経済新聞には、こんな記述があります。

「これは我々の資金だ。覚悟が違う」。大阪市阿倍野区のシャープ本社を1月30日に自ら訪れた郭氏はこう言い切った。官民ファンドとして国のお金を使っている革新機構との違いを強調した。

シャープ関係者は「役者が違った。自信に満ちた郭氏のプレゼンにシャープの社外取締役から鴻海案を支持する声が一気に広がった」と解説する。

www.nikkei.com

こちらが鴻海の郭台銘董事長。

さすが、一代で13兆円の企業グループをつくり上げた男。迫力があります!

f:id:kuon-manage:20160205200232j:plain

出典:日本経済新聞Web版

ちなみにこちらがシャープの高橋興三社長。

申し訳ないですが、世界とこれから戦っていく経営者としては、あまりにひ弱な印象。

郭薫事長がオオカミなら、高橋社長はヒツジに見えます。

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写真の出典はこちら↓

gendai.ismedia.jp

私自身、中小企業の企業再建に関わることもしばしばあるのですが、重要なのは一時的な資金繰りの改善ではなく(短期的には重要ですが)、事業そのものの立て直し

そこで求められるのは、”親方日の丸”のバックボーンではなく、明確なビジョンと実行力を備えたリーダーの存在です。

いつまでも「日の丸連合」なんて了見の狭いことを言っていないで、シャープは強力なリーダーの下で再び輝きを取り戻してもらいたいと、切に願います!!

それでは!

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