中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

ベテランも熟練者も「絶対安全」はない!~那須町の雪崩事故で考える~

 

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こんにちは、中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志です。

桜もぼちぼち開花し始め、ウキウキした気分になりますね!

そんなウキウキ気分に反して本日のテーマは、先日那須町で起きた雪崩事故の話題。

事故の概要は、皆さんニュースで十分にご存じのことと思います。

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3月27日、栃木県那須町で登山講習会参加中、県立大田原高校の生徒と教員の計8人が犠牲となったという、痛ましい事故です。

事故発生家から一週間が経過し、様々なことが明らかになって来ました。

今回の事故は天災というよりも、準備不足や警戒不足によって、いわば「起こるべくして起きてしまった」事故であったようです。

詳細は今後さらに明らかになってくるでしょうが、とりあえず現時点でわかる範囲で紹介。

headlines.yahoo.co.jp

雪崩注意報が出ていた栃木県那須町の雪山で先月27日、登山安全講習会に参加した県立大田原高山岳部の生徒ら8人がラッセル訓練中に雪崩で死亡した事故で、主催者の県高校体育連盟登山専門部が、雪に埋まった際に呼吸空間を確保する生存法を周知せず、事前に表層雪崩を予測する「弱層テスト」も怠っていたことがわかった。

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 那須山岳救助隊の高山昭彦さんは、「自分は、ここの救助隊なので、ここが危険だとよく知っていて、一度も行ったことがない。最初に行って感じたことは、本当に、これは大変なことになっているというのと、なぜここに...、大事な子どもたちを連れてきたのか」と話した。
事故現場は、1997年に林野庁が「雪崩危険箇所」として栃木県に通達していた一帯で、登山講習を主催した栃木県高校体育連盟は、国有林に入る際に必要な入林届が未提出だったという。

少なくとも登山の専門家や現地の地理に明るい人から見ると、注意報が出ていたタイミングで事故が置きた場所に出向いたこと自体が無謀な行動であり、また事故の犠牲を最小限にとどめるための準備も怠っていたことは間違いないようです。

 

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一方で、事故を引き起こしてしまった講習会責任者の会見によると、「当時は絶対安全だと判断した。現地にいた登山経験が長い教諭2人と相談して決めた」とのこと。

headlines.yahoo.co.jp

会見によると、安全と判断した根拠については自らの「経験則」と、現場責任者の教諭は語っています。

このブログでは、責任者である教諭について責め立てるつもりはありません。

ただ、この事故から私たちが学ぶことがあるとすれば、企業経営においても「経験則から絶対安全」ということはない、ということです。

特に私たちのような士業・専門家については、常に最新の情報を仕入れ、自身の腕を磨き続けなければ、世の中から必要とされなくなってしまいます。

今後も「絶対安全」と慢心することなく、精進してまいりましょう!

それでは!

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