中小企業支援者に必要な資質は「経営者マインド」だ!~オカビズセンター長 秋元祥治さんに学ぶ~
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年度末が近づき、公的機関にて経営相談にあたるビジネスコーディネーター等の公募がぼちぼち始まっています(各支援機関で呼称は違いますが、以下便宜的にビジネスコーディネーターと表記します。)。
私も身を置いている「岐阜県よろず支援拠点」は、次年度の継続受託を見込みサブコーディネーターの公募を開始しました。
平成28年度よろず支援拠点サブコーディネーターの募集について
様々な公的支援機関が経営相談の機能を担っていますが、その成否を決めるのは、何といっても相談に当たるビジネスコーディネーターの資質!
大手企業出身やコンサル経験者等が陥りがちな残念な例として、以下のような声をしばしば各方面より聞くことがあります。
・上から目線
・ダメ出しをして事業者のやる気をなくさせる
・評論家的、傍観者的で当事者意識に欠ける
小規模事業者といえども一国一城の主!
企業規模の大小にかかわらず、チャレンジする姿勢と様々な責任とリスクを負っている経営者や起業家には、リスペクト(敬意)を込めて接するべきだと考えます。
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とは言え、時には耳の痛い話や目をそらしたい事象にも目を向けてもらい、経営者の心を動かし、行動から成果につなげる必要があります。
そんなビジネスコーディネーターに求められる資質は何か?
私は「経営者マインド」であると考えます。
規模の大小を問わず経営者は、ヒト・モノ・カネ・時間といった制約条件を持ちながら、将来の夢の実現や課題解決のため、悩み苦しみながら現実と格闘しています。
そんな経営者と、同じく経営マインドを持って真摯に向き合うことが、相談者である経営者を動かす力となると、私は考えます。
そんな思いを持ちながら、現在中小企業支援機関として全国的に注目を集めている”オカビズ(岡崎ビジネスサポートセンター)”のセンター長秋元祥治さんのブログを読んでいたら、本日は経営者として経験した「塗炭の苦しみ」について書かれていました。
以下、秋元さんのブログからの引用。
つい2,3年前まで給与は300万そこそこあったけれど、借り入れの個人保証のハンコつくのはもちろん、債務超過は1000万こえてたこともありました。もちろんそれは、ぼくの経営者としての力不足。だから、なにも恨むことはないし、自身の過去を振り返れば恥ずかしいことばかり。
資金繰りが窮し銀行が貸してくれなくて、事務所の毎月10万ほどの家賃も毎月滞納しました。親父に土下座しお金を借り、消費者金融でいくつも借り入れしてG-netに貸し付けて、それでなんとか毎月の資金繰りをしていました。
なぜオカビズは、行列のできる経営相談所になりえたか?
なぜオカビズを訪れる経営者は行動を起こし、成果につながるのか?
秋元さんの経営相談の現場を見たことはありませんが、上記のような(NPO法人)経営者としての塗炭の苦しみも含む様々な経験で培われた「経営者マインド」が、相談に訪れる経営者を動かす原動力となっているものと推測しています。
私自身を振り返ると、幸か不幸かそこまでの苦しい思いを経験したことはありません。
しかし、同じ経営者(個人事業主ですが)として「経営者マインド」を常に持ちながら、2016年も中小企業支援に携わってまいりたいと思います!!
それでは!
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