中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

えんさんの成都旅行記-3 (価格調査編)

 前回に続いて、本日も「成都旅行記」の続きを。

 前回は市場調査編と題して、成都市内の百貨店など商業施設の様子を紹介しました。

 今回は、そこで買物をした色んなものの価格について、ひたすら紹介してまいりたいと思います。

 

 ちなみに前回も引用したジェトロレポートによると、月収5万元(約6万円)あれば、成都ではそれなりの暮らしができるとのこと。

 また、前回も書いたように地下鉄は2元(24円)から、タクシーは8元(96円)からというところからもわかるように、成都の物価は日本のおおむね5分の1程度と言えるかと思います。

 

 そんなことを念頭に置いて、飲食店のバイト(?)募集の立て看板を見てみます。

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 こちらは、成都中心部の観光ストリート「寛窄巷子」のとある飲食店の募集看板。

 「工資」というのが給与を指すのだろうか。1300元~1600元と表記があるので、月収16,000円~20,000円といったところ。

 賃貸で単身暮らしなら何とかなるのでしょうか。別の店の看板もおおむね同じくらいでした。

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 最上段は、マネージャー補佐といったところでしょうか。月収3,000元(3万6000円)の表記が見えます。

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 こちらの看板にはさらに細かな記述が。。

 男女雇用機会均等法のない中国ですので、もちろん男性のみ・女性のみの募集も可。さらに店舗のイメージづくりのためなのか、「身長162cm以上の女性」という記述も見えます。

 こちらは、麻婆豆腐を食べた店のメニュー表。

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 インフレの激しさのためか、しょっちゅう価格改定を行っていることがうかがえます。

 ビールは見たところ、500mlが10元(約120円)~13元(156円)となっています。

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 こちらは日本から進出した「味千ラーメン」。昨年12月現在で、成都に19店舗と本格進出しています。

 ちなみにここのラーメンは22元(264円)から。王浙さんに言わせると、地元のラーメンは5元~10元と半額以下なので、敢えてここで食べる気にはならないそうです。

参考)王浙のブログでの味千ラーメンレポート

http://ameblo.jp/shirleywang33/day-20110114.html

 さて、ここからは中国で1番の売り上げを誇るイトーヨーカドーでの買い物から。

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まずはハウスのレトルトカレー。7.9元(約95円)と、日本の特売価格と変わりません。

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「奥利奥」と書いて「オリオ」と読みます。オリオのウエハース、5.5元(約66円)。

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こちらはセブン&アイのPB商品、イチゴポッキーは4.8元(約58円)。

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不二家「ペコちゃん」のミルクキャンディ、6.5元(約78円)。

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伊右衛門の煎茶。こちらは茶葉も製造も日本産でした。3.11以前に仕入れたものでしょうか?

ちなみに価格は106元(約1272円)!

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おなじみ明治チョコレート、5.8元(約70円)。

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ドラえもんの缶によるキャンディもありました。14.9元(約180円)。

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こちらは中国で人気のアニメキャラクターがパッケージに登場。

ちなみに中身は韓国海苔、3.9元(約47円)。

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 こちらは伊勢丹百貨で買った有機大豆を使ったしょうゆ。

 価格は14.8元(約178円)。

 といった感じで改めてみていくと、日本よりはやや安いものの、それほど価格差はない、という印象です。

 このような価格帯の商品を取り扱う店が繁盛店として賑わっているという点に、改めて成都の消費市場としての成長ぶりを実感いたしました。

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