えんさんの成都旅行記-2 (市場調査編)
前回のエントリー「えんさんの成都旅行記‐1(行程編)」に続き、本日は成都の市場動向や経済発展ぶりについて、写真を多数交えてレポートします。
まずは上海空港にて。
構内にはファミリーマートがいくつかありました。
国内線の待合所風景。携帯電話は、こちらでもiPhoneをはじめとしたスマートフォンが多数派。iPadを所有している人も多くみられました。
成都市内に入って、ホテル近くのドラッグストア「ワトソンズ」。
入り口付近は、欧米や日本の化粧品メーカー品がズラリ。この写真は開店前でしたが、開店後は化粧品売り場にて多くの女性客が買物をしていました。
百貨店がひしめく「春熙路」へ。
「LEVIS」の立て看板には「上衣」が299元(約3,600円)~599元(約7,200円)の表記。ほとんど日本と変わらない売価ではないでしょうか。
昨日も紹介した「陽光百貨店」のユニクロ。
すでに成都市内には5店舗展開、ジェトロレポートによると「低価格」と「高い品質」、「ファッション性」で大人気とのこと。
その向こうにはイトーヨーカドー(伊藤洋華堂)と伊勢丹(伊勢丹百貨)が見えます。
さらにその向こうでは着々と開発が進んでいます。
伊勢丹内での隠し撮り。どの百貨店でも、ベビー・チャイルドで1フロア以上を確保しています。
中国では2015年に人口減少が予測されるなど少子化が進行していますが、6ポケット(両親+両祖父母)のおかげでベビー&チャイルド市場は活況のようです。
ちなみに王浙さんによると、成都ではまだまだ日本商品の存在感が薄いとのことでしたが、売り場では「日本製」や「日本で有名な」、「日本で人気の」といったPOPも見られ、一定の訴求効果はあるようです。
7階の外食フロアでは、とんかつの「和幸」が入居していました。
先ほどのジェトロレポートでは、開店直後に四川大地震が発生し、かなり苦戦したようでしたが、成都の口コミサイトでの「サービス部門1位」を獲得するなど着々と支持を獲得し、売り上げは増加を続けているとのことです。
地下の食品売場では「日本糖果展」なるイベントが開催されていました。
原発の影響もあって、現在中国では日本産の食品は輸入が止められているようですが、内陸の成都では、あまりマイナスの影響がないのかな、という気がしました。
うって変わって、こちらはミドル~ローエンド向け百貨店(?)「九龍広場(Kowloon Plaza)」
こちらは35元~45元とあるので、およそ420円~540円といったところでしょうか。
ガイドの胡琛(こちん)さんによると、それでも衣料品はやや高め、とのこと。
地下鉄の初乗り運賃が2元(約24円)、タクシーの初乗り運賃が8元(約96円)ということを考えると、確かにやや高めです。
外食系では、KFC(肯徳基=ケンタッキー)を非常に多く見かけました。
スターバックスコーヒー(星把克珈琲)も多数発見。
こちらは2年半前にできた観光者向けストリート「寛窄巷子」の街並みに合わせた外観のお店。
コーヒーが23元~29元、つまり280円~350円と、こちらも日本とほとんど変わらない売価ですが、店内は現地の人で賑わっていました。
こちらは欧米の高級ブランドが入居する「仁置地広場」。2010年にオープンしたこの百貨店には、Diorやルイ・ヴィトン、イヴサンローラン、PLADAなど、グローバルブランド企業が軒並み入居、日本では「ミキモト真珠」が入居していました。
月曜日の午後に訪れた時ぼ店内はガラガラでしたが、ジェトロレポートでは1階のテナントだけで1日4,800万元(約5.8億円)売れたとのこと。
うって変わってこちらは地下鉄内のコンビニ。24時間営業を売りにしています。
ここで購入したペプシコーラは500mlで2元(約24円)。
レジカウンターにはおでんコーナーもありました。
もちろんスープは現地化され、真っ赤なスパイスが浮いて見えました(残念ながら未体験)。
22日(月)の夕方には、中国で一番の売り上げを誇るイトーヨーカドーへ。
タクシーがなかなかつかまらず到着が遅れ、お店を出たのは22時過ぎでしたが、食品売場は大変な賑わいでした。
日本でおなじみの商品もいくつか購入しましたが、続きは次回ということで。
本日はここまで、最後までご覧いただいてありがとうございました。
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