中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

『280円居酒屋』 安さの秘密は”セミセルフ”

 最近、住まいの近くの寿司屋が閉店、改装してオープンしたのは、何と『280円均一』の激安居酒屋。

 前々から興味があったが、友人と飲む機会を得たので、これを機に入ってみた。

 入ってみて、注文のシステムにビックリ。ペン型スキャナー(?)でメニューに貼り付けてあるタグをこすると、厨房にオーダー情報が行くという仕組みのようだ。

 注文の仕方は少々ややこしく、

まずは注文したい商品の値札をスキャン。

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 次に、数量を確定させ、「入力」にペン先を持ってくる。最後に「注文確定」にペン先を持ってくることで、ようやくオーダー情報が厨房に行く。

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 以前、液晶モニターへのタッチパネル式の居酒屋に行ったことがあったが、一覧性に欠けるので、やはりメニュー冊子はあったほうが良い。店としてもその方が、”ついで買い”をさせることが容易だろう。

 ということで、「店員が注文をとりに来て、それを厨房に伝える」という一連の動作が省かれ、フロア係は基本的にサーブ(配膳)のみでやりくりできる。それがお財布にも優しくなるのだから、今後は徐々に普及していくことだろう。

 ちなみにメニューを見ると、「これが280円!?」というお値打ちな品もあれば、ライスやキュウリのゴマ和え、オニオンスライスなど明らかに割高なのも微妙に混じっている。

 100円ショップと一緒で、トータルでのお値打ち感を打ち出しつつ、利幅の大きい商品も巧みに混ぜ込んで利益を確保、という狙いが窺える。

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