中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

宮崎県を放置して外遊に出かけた赤松大臣の大罪

 昨日に続き、宮崎県の「口蹄疫」を巡る話題。

4月27日、東国原知事は赤松農林水産大臣を訪ね、政府への支援要請を行っている。

 動画でも見るとおり、東国原知事のこわばった表情に対し、事態の深刻さをまるで理解していない赤松大臣の能天気な表情に、改めて怒りを覚える。

 会見で赤松大臣は、「体調は大丈夫ですか?」と東国原知事を気遣う様子を見せているが、まるで的外れ。東国原知事は、「僕より現場の人が大変です。24時間体制で」、と困惑した表情で発言しているのが印象的だ。

 この会見で赤松大臣は、「出来る限りの支援体制を」と述べたようだが、ことは緊急を要することがまるでわかっていない様子。確かに農林水産省はこれに先立ち4月23日、「当面の資金対策」と「移動・搬出制限の影響を受ける畜産経営対策等」を打ち出したが、そこには災害に対する「時間軸」という概念は希薄である。

 それが証拠に、このゴールデンウィーク、赤松大臣はメキシコ、キューバ、コロンビアと優雅に外遊だ。事態の深刻さを考えれば、これをキャンセルしたことも出来たはず。

『大型連休の外遊 閣僚の半数以上が「不在」』

4月29日1時16分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100429-00000504-san-pol

 もちろん、昨日熊本に足を運んでおいて、宮崎には何の関心を示さない鳩山首相の罪はさらに重い。

 鳩山首相は昨日、水俣市で営まれた水俣病犠牲者慰霊式にて、こんな言葉を残した。

 「水俣病の被害の拡大を防止できなかった責任を認め、改めておわび申し上げます」

 では、「今そこにある」被害に対して、なにゆえかくも無関心でいられるのか?鳩山内閣は、宮崎一円で発生した「口蹄疫」問題での対策遅れで被害を拡大させた内閣として、村山内閣と並んで日本史上に記録されることだろう。

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