中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

いつか来た道。

 ついに、麻生首相衆院解散を決断した。

 しかし、全マスコミによるネガティブキャンペーンに加え、自身の議席しか頭にないエゴ丸出しの一部自民党議員による”麻生おろし”も加わり、現時点では大変厳しい戦いが予想される。

  それにしても、マスコミの徹底したアンチ麻生の姿勢とレベルの低さには恐れ入る。G8サミット終了後の麻生首相との共同記者会見では、サミット会場にもかかわらず「衆議院解散の日は?」、「都議選は?」とドメスティックな話題に終始する毎日新聞および共同通信の記者。

 さらにはそれを受けて、サミットの成果をさておいて「衆議院解散の日」に対する麻生首相のコメントをトップ記事に持ってくる新聞・ニュースの数々。さらには、「何が何でもサミットの成果を過小評価したい」、という思い満載のこれらの表題・・・。

麻生首相>傷心の初サミット 政権浮揚の思惑はずれ

7月10日20時37分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090710-00000111-mai-pol

足元見られ成果乏しく=サミット帰国後に試練-麻生首相

7月10日17時40分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090710-00000136-jij-pol

 しかし、国内外の記者団を前にして、北朝鮮を明確に「日本だけでなく国際社会への重大な脅威であり断じて容認できない」と強く非難するとともに、ロシアとの北方領土問題に関して、ロシア側からの説明が「日本の立場を満足させるものではなかった」とあからさまに不満を表明するなど、「言うべきことは毅然としてもの申す」麻生首相の姿勢に関して、マスコミが好意的に報道することは、残念ながらほとんど見られない。

サミット 麻生首相、領土問題「満足できない」 拉致盛り込みは「評価できる」

7月11日0時0分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090710-00000629-san-pol

 国際社会に目を投じれば、少なくとも北朝鮮金正日総書記の命はもう長くはなく、今回の衆院選によって託された政権は、「戦後最大の有事」に直面する可能性が高い。民主党政権なった場合、果たして鳩山由紀夫は的確な判断と迅速な行動力が取れるのか?その時になって、「麻生首相だったら、毅然とした対応をしてくれたのに・・・」なんて嘆いたとしても、時すでに遅し。

 あまり安易に例えとして挙げたくはないが、マスコミが煽りに煽って国民の熱狂的な機運を盛り立てたことにより戦線拡大を後押ししてしまった先の大戦と同じ轍を、今まさに踏もうとしている、そんな不安を抱かずにはいられない。

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