中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

誘導尋問?

 少し前のブログで、内閣支持率を中心とした世論調査に関して、「テレビ・新聞らマスコミは、まるで自分たちの”麻生おろしキャンペーン”の成果を誇らしげに語るかのように、「麻生内閣の支持率低迷」を、嬉々として報じているように見える。」と書いた。

2009年7月 6日 (月)

鳩山問題は衆院選前に決着をつけよ!

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-3789.html

 その中で、個人的に「麻生降ろし」の印象が強いと感じていたのが、「読売新聞」である。そんな読売新聞が今日から「衆院選に向けた第1回継続全国世論調査(電話方式)を実施」、「有権者意識の変化を追うため、毎月や緊急の調査とは別に、投票直前まで随時実施する」とのことである。

 毎月もあり、緊急もあり、そして今回は衆院選のための継続世論調査。いったいどれだけ世論調査を実施すれば気が済むのだろう?そして中身を見てみると、やはり「麻生降ろし」目的の調査、という意図が丸見えだ。記事の見出しは、”「自民、首相交代し選挙を」44%”。

 記事によると、「自民党が選挙に「麻生首相で臨む方がよい」と思う人は39%で、「別の人に代わる方がよい」は44%だった。」とあるが、そもそも設問の仕方が結論ありきの誘導尋問のニオイ満載だ。この結果に動揺した自民党議員による、麻生降ろし~自民党のさらなる支持率低下を狙っている意図が見え隠れする。

「自民、首相交代し選挙を」44%…読売調査

7月9日22時9分配信 読売新聞

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090709-00000975-yom-pol

 ケインズはかつて、「株は美人投票である」との名言を残した。「各投票者は自分が最も美しい容貌と思う女性ではなく、”他の投票者がもっとも好むであろう”と思う容貌の女性を選択しなければならない。」というものである。

参考サイト)

http://www.eonet.ne.jp/~shiteken/page185.html

 これを選挙に当てはめると、「各投票者は、自分が最も優れていると思う政治家(政党)ではなく、他の投票者が最も好むであろう政治家(政党)を選択しなければならない」となる。まさに、マスコミはこれを、意図的に誘導していると言える。

 今日のテレビテレビ(NHKニュース)はついに、鳩山問題にはまったく触れずじまい。とても公平な言いがたい、こうしたマスコミの報道姿勢を見るに、惨憺たる未来が予見される・・・。

↓「いよっ!その通り!」と思ったら、下記へのクリックお願いします。

拍手する

↓「なかなか鋭いね!」と思ったら、下記にもクリックを!

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村