ついにここまで来た、命名権(ネーミングライツ)
度々このブログで批判している、命名権(ネーミングライツ)。今日のNHKニュースによると、ついに駅名に対しネーミングライツが適用されることとなった。九州の第三セクター鉄道である平成筑豊鉄道は駅名にネーミングライツを募集、1社がそれに応じ駅名が変わったという。
チョット待て、と言いたい。いくら赤字経営だからといって、駅名を変えてしまうのはいかがなものか。駅名変更に伴う看板変更(当該駅、前後の駅)、切符売り場の表示、その他発行したもの諸々も変えるとなると、結構な金額になってしまうのではないだろうか。
さらには、駅名は鉄道会社だけのものだけでもない。道路の標識や地図、さらにはネットでの路線検索でも活用される、きわめて公的な意味合いの高い名称である。自分の知らない間に駅名が変わってしまったら、想定以上に混乱する人もいるのではないだろうか。
平成豊後鉄道HP
http://www.heichiku.net/p/modules/news/article.php?storyid=159
その一方、景気の悪化に伴い、ネーミングライツを募集したものの、手を挙げる企業がいない、または更新を見合わせる、という事態も出てきているらしい。
「命名権窮地 応募がない 企業が二の足、自治体消沈」
2月2日8時2分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090202-00000055-san-soci
以前のブログでも書いたように、命名権を買い取った企業の不祥事も起こりうるわけで、短期的な収入増になっても、爆弾を抱えることとなる。
という訳で、やっぱり変だぞネーミングライツ。
過去の関連記事。
「ネーミングライツ」
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_fcca.html
「ネーミングライツ反対論Ⅱ」
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_5908.html
「やっぱりダメ、ネーミングライツ」
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