中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

駅=ホッとステーション

昨日は、岐阜県大垣市スイトピアセンターにおいて、ピアニストとバイオリニストのデュオ「杉ちゃん&鉄平」コンサートを見に行った。彼らを一躍有名にした「電クラ(電車+クラシック)の融合や、「迷子の子猫ちゃん」とベートーベン「運命」の融合、「タラコ、タラコ」とブラームスの融合など、高度な演奏技術に裏打ちされた大いなるお遊びに、大いに感銘を受けた一日であった。http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080122/CK2008012202081258.html

間に、今回彼らを招いた、地元主催者の方の挨拶があった。「楽しいショーの合間の硬い挨拶か・・・」、と初めは思ったが、非常に印象に残る話を聞くことができた。少し前、名鉄揖斐線廃線となったが、地元の人たちは「どうせほとんど乗らないから大した事ない」と思いっていたが、電車がなくなり駅がなくなると、その周りの店もなくなり、人が集う空間がなくなってしまう。たかが駅、と思っていたが、某コンビニのキャッチコピーではないが、まさに駅は「町のホッとステーション」だったのだ。去年秋に、徳島で葉っぱビジネスを成功させた方が声を大にして言っていた、「学校がなくなると町は寂れる」、という言葉を思い出した。駅も学校も、単なる建築物ではない。「人が集う」、その空間がないと町が町でなくなってしまう、それを改めて感じた一日であった(と、言いつつ、コンサート会場に行く前には、大型ショッピングセンターでの買い物を楽しんだわけだが・・・)。