中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

「民進党」に党名した民主党、看板替えの効果はいかに!?

 

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民主党と維新の党が合流し、先日ようやく党名が決定しました。

ご存じのとおり、党名は「民進党」

www3.nhk.or.jp

民主党と維新の党は、合流したあとの新しい党名について、民主党が提示した「立憲民主党」と、維新の党が提示した「民進党」を対象に、12日と13日の2日間それぞれの党で世論調査を実施しました。

そして、14日、両党の実務者が国会内で協議を行い、世論調査ではいずれも「民進党」が「立憲民主党」を上回る支持を得たことが報告されました。
これを受けて両党は、岡田代表や松野代表らが出席して「新党協議会」を開き、世論調査の結果を踏まえ、新しい党名を「民進党」とすることで合意しました。

こうして新たな船出をした野党第一党。

しかし、世論の反応はイマイチ。

NHKの世論調査では、次の図のように「あまり期待しない」が40%、「まったく期待しない」は29%と、実に7割近くの国民が「民進党には期待できない」と回答しています。

agora-web.jp

「民主党と維新の党の合流」といっても、実のところは「民主党脱退組が民主党にもどってきただけ」というのが大半なので、こうした国民の反応は致し方ないところでしょうか。

要は、「看板替え」しただけでは国民の信頼は取り戻せないということです。

 

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 「看板替え」で思い出すのが、中部地方でおなじみの「ユニー」・「ユーストア」を看板替えした「ピアゴ」

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2008年(平成20年)8月21日に、同社のグループ会社で食品、衣料品等のスーパーを運営する「株式会社ユーストア」を吸収合併し、同社の「ユーストア」店舗の運営を引き継いだ。

同年、12月4日付のプレスリリースにて、中小型店舗について新たな店舗ブランド「ピアゴ」に統一することが発表され、翌2009年(平成21年)2月21日から1店舗を除き順次「ユニー」「ユーストア」が「ピアゴ」もしくは「アピタ」に変更された。

ユニー - Wikipedia

「看板替え」して再起を図ったユニーグループですが、最近の経営状況はというと・・・。

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売上高は微減傾向が続いており、営業利益に至っては2012年2月期から2015年2月ににかけて、実に半減しています。

www.unygroup-hds.com

関連会社のサークルKサンクスも不振が続き、ついにはファミリーマートの傘下に入ることが決定しました。

といったようにユニーの例を見ても、単なる「看板替え」だけでは再起は困難、「看板替えではなく中身が大切」ということがよくわかります。

世論の冷たい視線を振り払い、「看板替え」だけでなく「中身も変わった」ところを見せられるか?

今後の民進党の行方に注目していきたいと思います!

それでは!

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