城繁幸氏に限界なし
このブログへの投稿記事は、すでに300件を超えた。
その中で、圧倒的な閲覧数を誇るのは、(個人的には)意外にも下記の投稿である。
2009年9月 2日 (水) 『城繁幸氏の限界』
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-e9ec.html
そもそも、本人を除いて城繁幸氏に言及したブログ(およびサイト)が少ないことに加え、ここ最近雇用を巡る話題、特に新卒採用を巡る話題が活発になる中、同氏の知名度が飛躍的に伸びて、結果としてアクセス数が伸びたものと思われる。
今調べてみたら、「城繁幸」の単語で検索したら、Googleでは4番目。閲覧数も伸びるはずである。
話題に取り上げたのは、同氏の2009年9月1日付のブログ、『付加価値の低い仕事を残す努力も必要』という記事。
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/m/200909/2
ここで同氏は、(国内生産にこだわってきた)シャープが生産ラインの中国への移管を決定したことに対し、
「4月頃からあちこちのインタビューで社長が表明していたことではあるが、あらためて目にすると、うーん…という印象。」と、納得しかねるような言葉で結んでいた。
また、同記事の最後で、
「将来景気が回復した際に、日本中のメーカーの製造ラインに再び雇用が戻ってきてくれることを祈りたい。」 と締めくくっている。
この記事を読む限りでは、当時の城繁幸氏は「終身雇用」や「年功序列」、「新卒一括採用」などの、高度経済成長時の企業の人事制度を批判しながらも、「産業構造はそのままであって欲しい」、といった相矛盾した考えを持っていたように思える。
しかし、これはあくまで「2009年9月現在」の城繁幸氏の考えである。私のブログを読んだかどうかは全く定かでないが、彼もまだ30代(というか私と同い年)、日々着々と成長している。
最近の彼のブログやインタビュー記事を読むと、「終身雇用」や「年功序列」、「新卒一括採用」は問題であるとの確信をさらに高めつつ、もはや産業構造も高度経済成長時のままではありえない、との認識を有していることが理解できる。
「城繁幸氏の限界」は過去のこと。
「城繁幸氏に限界なし」。今後の彼の、ますますの活躍に期待したい。
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