「消費税」で負けた?
またまた参議院選の話題。
民主党の「敗北」について、「消費税を持ち出したから」という声は根強い。
しかし、(得票数では第一党ではないものの)一応今回もっとも多く議席を獲得したのは、「消費税10%アップ」を明言した自民党。
一方で、「何が何でも消費税アップは許さない!」と声高に叫んだ共産党、国民新党、社会党は惨敗だ。
「もろ手を挙げて消費税アップを歓迎!」という人はいないものの、「財政再建なんかしったこっちゃない、何が何でも消費税反対!」という人も今では少数派、ということだろう。
城繁幸は今回の選挙について、「選挙結果についてコメントを求められたが、特に話すことが無くて困った。」といいつつも、「もはや消費税議論はタブーではなくなった」、「社民、共産、国民新党の惨敗を見ても分かる通り、誰も再分配強化やバラマキは 望んではいない」と分析している。
Joe's labo 『今回の選挙から見えてきたもの』
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/939f018bcfcc77e3bcb99b53beb19919
今日のNHK討論番組でもそうだが、マスコミは好んで「消費税反対」を庶民の声として安直に取り上げる。そしてビジョンのない政党は、そうしたマスコミに揺さぶられて「消費税は選挙ではタブーだ」、と口を閉ざしてしまう。
そんな悪循環を振り払い、反対派も賛成派も、ぜひ建設的な議論を行ってもらいたいものだ。
参考)『菅政権を問う-1 選挙戦術で消費税論議をひっこめるなかれ』
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-881c.html
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