政(まつりごと)で21世紀のリーダーは務まらない
14日付のワシントン・ポストで「loopy(ルーピー)」呼ばわりされた鳩山由起夫首相。今度はウォール・ストリート・ジャーナルで、「ジャパン・バッシングならぬジャパン・ディッシング(日本切捨て)」と酷評された。
『「日本切り捨て」時代に=鳩山首相を酷評-米専門家』
4月23日11時34分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100423-00000072-jij-int
今週月曜日に麻生前首相がテレビ番組(たけしのTVタックル)にて、「鳩山内閣は国益を損ねている」と指摘したが、もはや世界的に否定しようがない共通認識となりつつある。
そんな鳩山内閣の最大のアキレス腱である「普天間移設問題」。キャンベル米国務次官補は22日、読売新聞のインタビューで、「アイデアや構想を議論するために単に会うよりも、具体的で緻密(ちみつ)に練られた計画を検討したい」と、日本側が示した案が『アイデア』あるいは『構想』のレベルを超えていないことへの不満を漏らしている。
『徳之島「構想」より緻密な提案を…米国務次官補』
4月23日14時33分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100423-00000700-yom-pol
『アイディア』や『構想』はあっても、それを現実に立脚した具体策に落とし込めない、それが鳩山政権、さらには民主党に決定的に足りないものである。
本日の参議院本会議においても、鳩山首相は「すべての政策の実現に職をとして努力する」、移設先については「いま真剣に検討している」と、具体的なアクションの説明は一切なく、相変わらず抽象的な精神論にとどまっている。
鳩山首相は「思い」という言葉を多用するが、「思い」を「具体策」にし、それを「実行」しなければ、「思い」は実現できない。政治であれ経営であれ、21世紀のリーダーは「政(まつりごと)」では務まらない。鳩山首相を反面教師として、痛切に感じることである。
参考ブログ)
『「政(まつりごと)」化する鳩山政権』 2010年3月22日 (月)
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-6a21.html
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