中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

ドッグイヤー

21世紀は、「スピード経営の時代」と言われる。その時代の移り変わりの速さから、「ドッグイヤー」、さらには「マウスイヤー」などと呼ばれることもある。これは、犬の一年は人間の七年に相当し、ネズミの一年は人間の18年に相当することから、たかが一年、と思っても一昔前とは比べものにならないほど、驚くほど経営環境が変わっている可能性があるため、即断即決、そして即行動が求められる、という訳だ。

「スピード経営」の重要性は最近のことだと思っていたら、実は紀元前5世紀に孫子がすでに指摘していたらしい。「巧遅は拙速に如かず(上手くても遅いよりは、多少下手でも早いほうが良い)」というのが、その言葉である。「スピード経営」は最近の流行ではなく、経営における普遍的な真理である、といえる。