中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

キヤノンのビジネスモデル

キヤノン東芝のSED量産工場、白紙撤回含め協議」

キヤノンの悲願であるTV市場への進出に暗雲、またまたTV市場への進出への遅れを余儀なくされるニュースが判明。その間にどんどん液晶とプラズマの値段が安くなってゆく…。

そもそもキヤノンは、カメラ業界で一番もうけているのはフィルム会社だと気づいてから「右手にカメラ、左手に事務機器」をスローガンにコピー機に進出、その後トナーやインクカートリッジなどの消耗品で利益を確保するビジネスモデルを確立したわけです。こうして考えると、果たしてTV市場に進出するうまみはあるのだろうか?「TVは家電の王様」、との思いが強い御手洗さんの個人的な思い入れが、優良企業キヤノンを今後迷走させないか、一抹の不安がよぎる。