中小企業がメディアに取材されるためのポイントは?~セラリーナ工房吉川製型所さんに学ぶ~
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ヒト・モノ・カネといった経営資源が乏しい中小企業にとってありがたいPR手段と言えば「メディア掲載」。
自社で広告費を使うことなく、多くの人に紹介していただけるなんて、こんなうれしいことはありません!
しかし、誰でもメディアに取材されるというわけではありません。
メディアに取材されるためには、メディアにとってその企業や商品・サービスが報道する価値を有する必要があります。
私が考えるメディアに取材されるためのポイントは、以下の3点。
・公益性
・タイムリー性
・ビジュアル性
ちょうど昨日、名古屋テレビ(メ~テレ)の情報番組『UP!』にて、美濃焼でつくったタテ型オカリナ”セラリーナ”を開発したセラリーナ工房吉川製型所さんが紹介されていましたので、具体的にメディアに取材されるポイントについて考えてみたいと思います。
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まずは「公益性」。
単に「自社の宣伝」のためでは、メディアは取り上げてはくれません。
多くの人に知っていただく意味、公益性・公共性が求められます。
セラリーナ工房さんの場合には、かつて隆盛を誇ったものの今は厳しい状況にある”美濃焼”産地をもっと盛り上げたい、という思いがまさに公益性を有しているといえるでしょう。
※画像は、当日放映されたテレビ画面を、スマホで写したものです(以下、同じ)
またセラリーナは、地元の子どもたちが「美濃焼の産地ならではの楽器」に親しむことで、地元の産業を知るきっかけにもなっているようです。これも公益性としてはポイントが高い!
そしてお次はタイムリー性。
つまり、時流にのったニュースであるかどうか。
巷で流行りつつあるコトであったり、季節の話題(風物詩的な出来事や寒さ・暑さ対策など)であったりすると、メディアに取り上げられやすくなります。
今回のセラリーナ工房さんの場合、タイムリー性という意味ではやや乏しいですが、「地域創生」、「地域活性化」という時流に乗っていると言えます。
最後にビジュアル性。
特にテレビの場合は、「一目でわかるビジュアル的なインパクト」が求められます。
セラリーナの場合、一目瞭然!通常は横型のオカリナが縦型になっているのですから。
特にテレビでは、こむずかしくなくレポーターのお姉さんにも簡単に理解していただき、興味津々で取り上げていただくような題材が好まれるでしょう!
一般的にメディアに取り上げていただくには、「プレスリリース」という手法が有効であるといわれていますが、今回のセラリーナ工房さんの場合は特にそうした働きかけは行っていません。
日ごろに地道な活動に加え、いったん何らかのメディアに掲載されると、その記事を通じて別のメディアに掲載されるという相乗効果を生むことがあります。セラリーナ工房さんもそうした流れの中で、今回のテレビ取材につながったものと思われます。
そこで重要となるのは、やはりホームページ!
メディアの方々も、取材前に必ずその企業のホームページをチェックします。
ホームページ上で、自社の魅力を見やすく・わかりやすく伝えることが、メディアに掲載されるための重要ポイントといえるでしょうね。
↓ちなみにこちらは、メディア(特にテレビ)が飛びつくためのPRの秘訣について書かれた本。ぜひ、ご一読ください。
それでは!
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