企業の不祥事・事故を防ぐのは、経営者の「志」!
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19日午前、車で移動中のラジオで国会中継を聴いていたら、民主党の議員が「SMAP解散回避」について安倍首相に質問していたので、ひっくり返りそうになりました。
民主党、SMAP解散について予算委員会で安倍首相に質問。「民主党が解散すればよかったのに」と世間から非難殺到。(動画) - エンタメ思考 芸能人の噂
世の中を騒がしているニュースは多々ありますが、補正予算についての議論が大詰めを迎える中、芸能ニュースを持ち出すその感覚に、非常に違和感を覚えました(労務問題として切り出すのであればよかったのですが)。
それはともかく、ここ最近日本国内を騒がしている大きなニュースと言えば、ココ壱番屋等の廃棄食品横流し事件とスキーツアーバスの転落事故。
いずれも、事件の背景になる企業姿勢そのものに、大きな関心を呼んでいます。
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ネット上でもいろんな意見が交わされる中、事故や不祥事を防ぐための重要な指摘がTogetterにまとめられていました。
ポイントは、「正直な告発が事故を防ぐ」。
産業技術総合研究所の中田亨氏によると、空母の整備員がレンチ一本を紛失しただけで訓練を停止したり、新幹線運転手がメガネを忘れただけで列車停止・運転手を交代させた例を用い、「正直な告白が事故を防ぐ」、さらには「正直な告白を阻まない企業風土」が、事故や不祥事を防ぐと指摘しています。
Twitter上では、議論の流れの中でこんな意見も。
CoCo壱番屋のパートで廃品の不正流用を発見して通報した人と、その情報を経営陣まで上げた人。称賛いたします!
翻って、今回スキーツアーバス運転事故を引き起こしたバス会社の株式会社イーエスピー。事故の2日前に行政処分を受け、企業として気を引き締めなければならないところ、当日社長が遅刻をして運転手の点呼・健康チェックを怠ったという…。
記者会見で同社社長は「気の緩み」という表現をしていましたが、トップがこれでは事故や不祥事を防ごうという企業風土が生まれるはずもありません。
社長は知ってか知らずか、運行完了の時点で捺印すべき書類について出発前にすでに捺印されるなど、守るべきルールが形骸化していたことが、次々と判明しています。
「経営が苦しい」、「低単価でも受注せざるを得ない」、バス会社を取り巻く事業環境が苦しいのは間違いありません。
だからといって、安全をないがしろにしていい訳がない!
事故・不祥事を起こすか起こさないかは企業風土次第、そしてその企業風土を作り上げるのか経営者の「志」次第である、そんなことを改めて感じた2つの事件でした。
それでは!
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