中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

東国原知事の静かなる抵抗Ⅲ

 鳩山政権の「口蹄疫問題」への姿勢に対し、東国原英夫知事の静かなる抵抗は、日に日に激しさを増している。

 それはそうだろう。現場は感染防止のために殺処分と埋却地確保を進めようにも、その数の多さに苦闘している中で、「種牛を直ちに処分せよ」といわれるのだから。

 ちなみに24日現在、殺処分対数144,335頭に対し、疑似患畜患畜分の殺処分は75,894頭と約半分にとどまっている。これに加え、感染拡大を防止するためにワクチンを投与された牛豚がいる。これもまた殺処分し、埋却地を確保しなくてはならない。まだまだ宮崎県の戦いは続く。

 こうした現場を知ってか知らずか、山田正彦農林水産副大臣は、種牛49頭が未だ殺処分されていないことを知ると、

 「生きていると聞いたときは驚いた。(赤松広隆農相に)相談する余地はない」と、「直ちに殺処分」する旨を表明、赤松広隆農林水産相も25日、「法律に従ってやるのは当然だ。49頭が残っている方がむしろおかしい」と述べたという。

 東国原知事のブログによると、

事業団内で肥育牛と種牛とは完全に分断・遮断し、ヒト・モノ・車等の出入りも完全に別々にし、別農場として対応して来た。だから、未だもって、種牛49頭には臨床症状は見られない。」にもかかわらず、

「飼養管理者が同一の場合、農場が離れていても他の農場の牛豚も全て疑似患畜とされ(殺処分対象とみなされ)ること自体が些か疑問である。」と、杓子定規的に家伝法(家畜伝染病予防法)に基づいて「公共財」ともいうべき種牛の殺処分の早期実行を求める鳩山政権に対して、ブログやTwitterを通じて、抵抗を試みている。

『家伝法及びガイドライン

http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10544472685.html

 本日のNHKニュースでもやっていたが、家伝法は戦後間もない昭和26年につくられた法律で、現代から見ればわずかな数を飼育していた畜産業者を想定してつくられているため、何千頭を飼育する現代の畜産業にはそぐわない面が多々あるという(例えば、口蹄疫に感染した畜産は、自ら埋却処分せよ、など)。

 通常の牛豚の処分さえままならない中、「種牛」のみを「直ちに処分せよ」とは、赤松大臣や山田副大臣は、「宮崎牛」ブランドの撲滅を願っているのか?と疑いたくなる。

 最後に現場の声として、ついに可愛い牛にワクチン投与され、殺処分を待つばかりとなった牛を飼育されている、「ムッチー牧場」さんのブログを紹介しよう。鳩山政権に、果たしてムッチー牧場さんの心の叫びは届くのか?

『ワクチン接種』

ワクチン接種・・・


午前中に、ワクチン接種されました

突然、遠くから・・・・オオオーーーィ オオオオーーーィと

声がするから、外に出てみると、白装束の数名が・・・・

ワクチンを射ちに来ましたと・・・・

昨日は、事前・・・、前日には連絡するって言ってたから

今日、来るとは思ってなかった・・・


でも、突然来たほうが、嫌な気持ちで待つよりか

よかったかもしれない・・・・???




牛さん、39人にワクチン接種しました・・・・

私が、一頭一頭付き添ってましたので

注射は痛がりましたが、私が居るから

安心して注射を受け入れてた感じがしました

でも、私は、心の中で、

ごめんね・・・・

ごめんね・・・・

ごめんね・・・・

ごめんね・・・

って、39回叫びました・・・・・



帰り際に、知り合いの行政の方が・・・・


頑張ってください・・・・・って言ってもらえたのだが


それ以上言うな~~・・・


辛くなるから・・・・って、少し口調荒くなってしまいました


ごめん・・・・



この人たちも、やり切れない思いで作業してるのが


わかるから・・・・


じゃーって、振り向きながら・・・・・


目から涙が噴き出てました・・・・・・



あ~~~~~何でだ・・・・


仕方ない、これ以上蔓延させないためにも


我慢しなきゃいけない


牛さん、ごめんね・・・・・・




もっと現場を見てホシイ

今、県の種牛が問題されてます

政府は早く処分しろと言ってるみたいですね??

俺も、ちゃんとした情報がわからないけど

私個人としては、

確かに法律じゃ一農場の動物は

処分しなきゃいけないのかもしれませんが


今後の、宮崎の畜産の事を考えたら残して欲しいと思います

多くの農家も残して欲しいと考えてるかもしれません

しかし、反対に処分しなきゃと思ってる方もいるかも???しれません???

残して欲しい、署名がありましたら、俺は、是非、署名したいです。

経過観察して、殺処分を最後の最後まで、待って頂き、その時点で感染発病しなければ

生き残してほしですね・・・・


でも、もっと、その前に、しなきゃいけない事も沢山あるんです

感染農家で、いまだ、処分をされないでいる農家も沢山あるんです。

ウイルスをもっとも沢山放出する、豚さんを早くしてあげてほしいです

その農家さんも、悲痛な思いで、豚さんと共に暮らしてるんです



政府の方々も、川南町に来て現状を見て頂き、早急な諸対応をして頂きたいものです

もっと、現場の農家の意見も聞いていただけると、ありがたいです


県の種牛を早くって言うなら、農家の牛さん豚さんの事も必死でしてほしい

なぜか、県の指摘ばかり目立つ報道のようか気もするのは

俺だけなのかな??????????

http://green.ap.teacup.com/mutuo/

参考ブログ)

2010年5月20日 (木)

東国原知事の静かなる抵抗

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-15de.html

2010年5月24日 (月)

東国原知事の静かなる抵抗Ⅱ

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-174c.html

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