おっしゃる通りです、日経さん。
本日の日経夕刊に、大いに賛同すべき記事が2つ掲載されていた。一つは民主党の目玉マニフェストの一つである個別補償制度による「農家の救済」への疑問。
記事によると、農水省は「すべての農家が農業を続けられる環境を整備する」といい、その根底には「全国の農家は悲鳴を上げている」(山田正彦副大臣)という発想があるが、日経新聞は「農家=弱者」という前提に疑問を投げかけている。
先日のブログで紹介した書籍、「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率」にもある通り、農家特に稲作農家のほとんどは兼業農家であり、所得の大半を農業以外で稼いでいる。
したがって、彼らが保護すべき「弱者」であるというのは全く当たらない。民主党の狙いは、「農家の保護」ではなく、「農家からの票獲得」であることは明らか。おっしゃる通りです、日経さん。
参考ブログ)
「食料自給率」なんてナンセンス? 2010年4月 4日 (日)
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-5df8.html
もう一つは、大型連休中の混雑や交通渋滞を緩和するために導入が検討されている「連休分散案」。ここでは賛成と反対を併記しているが、左隅に紹介しているフランス・ドイツの事例が興味深い。
フランス・ドイツでは、学校休暇を地域によってずらす制度が設けられているが、これが運用に乗っている前提に、「有給休暇取得の徹底」がある。記事によると、仏独両国共に有給休暇の取得率は100%、一方で日本の取得率は47%だ。
明確に主張されていないものの、「有給休暇の取得」から推し進めるのが妥当であることが、記事から読み取れる。おっしゃる通りです、日経さん。
参考ブログ)
『祝日法改正案』、ハンターイ! 2010年2月14日 (日)
http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-e89e.html
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