血液型本が、今売れている。
「血液型占いなんて、昔からあったじゃないか」、といえばその通り。
今までの血液型占い本との決定的な違いは、「”血液型別”に本が出版されている」ということである。
つまり、今までの血液型占い本は万人向け、今回の血液型本は特定のセグメントに向けて発売されたものだ、ということである。
たったこれだけの違い(中身は多少違うかもしれないが・・・)が、書棚に並んでいるだけの本か、ブーム本になるかの分かれ目、というわけである。
まさにマーケティングの基本である、「顧客のセグメント化」の重要性を、あらためて思い知らされた好例といえるだろう。