新しい市場をみつけるポイントは?「セグメンテーション」と「ターゲッティング」から考える。
スポンサードリンク
昨日の投稿に引き続き、「セグメンテーション」と「ターゲッティング」にまつわるマーケティングの話題。
参考)
前回は、「体形と服」にかかわる「まだ満たされていない消費者ニーズ」に目をつけたヒット商品について書きましたが、ここからさらに考えを進めて「セグメンテーション」と「ターゲッティング」を切り口とした、「新たな市場の見つけ方」について書いてみたいと思います。
「新たな市場」のタネはずばり、「圧倒的多数のユーザーがいる市場」からこぼれ落ちた層にあり!
なおかつ、時代の流れの中で、かつては「ごく少数だったが、今後は増加が見込まれるユーザー」に目をつけると、新たな市場が見えてきます。例えば、「女性ユーザー中心のマーケット中の男性ユーザー」とか、その逆で「男性ユーザー中心のマーケットの中の女性ユーザー」など。
昨今、「ワークアンドライフバランス」や「働き方改革」の進展に伴い、「育児」が女性だけの役割でなく、「イクメン」と呼ばれる男性に向けた育児グッズが急成長しています。
上記サイトによると、
父親を応援する企業のサポートを行うグループライズ(東京・世田谷)はこのほど、男性が子育てを楽しむためのネット通販セレクトショップ「OREIKU(オレの育児スタイル)」をオープンした。同社の斎藤哲代表は「男性向け育児グッズの需要は徐々に高まってきている。
とのこと。後半には「男性用育児用品の市場はニッチだが、今後広がっていくだろうし、縮まりようがない」との記述がありますが、まさにその通りと思います。
その逆で、かつては(というか今でも)男性中心だった職場に女性が進出することで、新たに女性向けマーケットが広がっている事例。
建設業などの「作業着」を販売しているワークマンでは、建設業における女性の増加に伴い、ファッショナブルで機能的でもあるお手頃な作業着を開発、人気を博しているとのこと!
スポンサードリンク
さらに視点を広げると、「国内人口」は今後も減少が不可避ですが、これに変わって「犬・猫」の人口(というかペット数)は伸長、これに伴いペット市場も拡大が続いています。kabutan.jp
これに目を付けたのが、大手サプリメーカーのDHC。今まで「人間用」につくっていたサプリを「ペット用」に改良し、販売を開始しました。
単に「ペット」の増加だけでなく、「ペットの高齢化」に着目した「セグメンテーション」と「ターゲッティング」によって開発された商品といってよいでしょう!
このように考えると、かつては「若者だけ」「子供だけ」「大人だけ」「日本人だけ」のように特定のユーザーが大多数を占めている市場には、そこから外れた人がいる分だけ”満たされていないニーズ”が隠れているといえます。
皆さんの商品・サービスも、「大多数のユーザー」以外に目を向けてみると「新たな市場」がみつかるかもしれませんね!
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
岐阜県を中心にする中小企業診断士えんさん(遠藤久志)の公式サイトはこちら
Twitterはこちらです。
https://twitter.com/ensan7HDversion
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
スポンサードリンク