お客様の「不安」を払しょくするには!?~とある塾のチラシから考える~
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先日うちのポストに、とある個人経営による学習塾のチラシがポスティングされていました。
メインキャッチコピーは「数学嫌いを好きに!!」、「好きを得意に!!」とあり、数学を専門とした小学生高学年~中学生向けの塾のようです。
チラシのすべてをここにアップするのは憚られますが、たとえば
こんな感じで、どうやら過去に高校の数学教師だった方が、その経験を活かして個人塾を開かれたようです。
気になったのは、この文言。
「完全1対1」の文字。
おそらく、「とても手厚い個別指導」であることをアピールするため、この文言を入れたものと思われます。
読み進めてみると、こちらにも「完全1対1」の文言が・・・。
このチラシを見た妻の率直な一言、
「うちの娘を、おじさんと個室で1対1には絶対させられない」。
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この塾を始めた元高校教師の方は、おそらく悪い方ではないはず。
しかし昔も今も、教師によるいかがわしい事件が後を絶ちません。最近でもこんなニュースが・・・。
チラシでは「県立高校教員OB(数学)が直接指導します。」とあり、ご自身が道を踏み外すような人間ではないことを確信していることでしょう。
しかしお客様側が、面識のない人を信用するかどうかは別問題。チラシであれネットであれ、「まだ面識のない人」から信用してもらうのは、至難の業です。
今回の場合、少なくとも自分自身の氏名を明記して顔写真を掲載すれば、お客様の「不安」は少しは和らげることができたでしょう。ちなみにチラシには似顔絵が書いてありましたが、氏名・顔写真はありませんでした(ホームページも同様)。
さらにいえばITを駆使して、授業風景をカメラでリアルタイム撮影し、親がその様子をスマホなどで覗けるような仕組みを導入すれば、「不安」は相当程度解消されるはず。
「お客様から問い合わせが来ない」と悩んでいる方は、自身が発信している情報の中に、「お客様の不安を解消させる材料」をしっかり盛り込んでいるかどうか、ぜひ再確認してみましょう!
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