中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

セイコー・クレドールはブランドとしてのフィロソフィー(哲学)はあるか?~熊本地震で全壊した老舗時計店への仕打ちから考える。~

 

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本日、SNSで話題になったニュースから。

news.nicovideo.jp

熊本で124年の歴史を持つ「ソフィ・タカヤナギ」は熊本地震後、仮店舗で営業している。入居していたビルは現在再建中で、今年11月に元の場所で店舗をオープンできる予定だという。その状況の中、セイコーウオッチから販売ノルマを達成できなかったことを理由に取引終了の通知が届いたとTwitterで公表した。


「ソフィ・タカヤナギ」が公開した書面によるとセイコーウオッチは、「2017年1月1日より2017年12月31日までの販売金額」が基準に至らなかったため、高級時計「クレドール」の正規代理店としての認定を取り消すと通知。在庫品の返品を不可にするとともに、ブランドイメージを損ねる販売方法をとらないよう配慮を求めている。このセイコーウオッチの「確認書」は2018年1月24日付けとなっている。

対象となったセイコーのブランド「クレドール」には、こんな説明があります。

クレドールは、日本の美意識を凝縮させた時計デザインを目指しています。

世界に通用するオリジナリティ
「日本ならではの美意識」
「時代、文化を超える普遍性」
「調和の取れたプロポーション」
「細部まで配慮が行き届いた精緻さ」

クレドールのデザインは芸術性に偏らず、多くの人に受け容れられることを基本としています。しかし単に平凡で存在感のないデザインに決してならないのは、常に新しいスタイルを作り出していくという提案性を失わないからです。

www.credor.com

公式サイトに掲げる高尚なブランドコンセプトとは対照的に、九州の大都市(人口74万人)である熊本市で、124年の時を刻み続けてきた老舗時計店に対する仕打ちは、あまりに機械的で冷たいものでした。

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出典:「ソフィ・タカナヤギ」公式サイト

 

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セイコー「クレドール」は、同社の高級ブランドとして、当然バックにはブランドコンセプト、さらにはバックボーンとなるフィロソフィ(哲学)があるはずです。

しかし、残念ながらその高尚なフィロソフィ(哲学)は、末端の営業現場まで浸透していなかった、と言わざるを得ません。

ブランドを築き上げるには長い年月がかかることを、「時間(とき)」を刻み続けてきたセイコーは、どこよりもわかっていたはず。そして、ブランドイメージが崩れるのは一瞬であることも。

今回の一連の騒動を受け、セイコー社がどのような対応をとるのか、「ブランド維持」の観点から注目してまいりたいと思います。

それでは!

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