中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

岐阜県「ソーシャルビジネスのつくり方セミナー・アラサー起業家応援ラボ」に参加してきました!

 

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ここ最近、創業スクールの講師を務めることが多くなっていますが、いわゆる「ソーシャルビジネス」にカテゴライズされる事業で起業しよう、という方が増えてきています。

たとえば、「地域おこし協力隊」の任務を終え、引き続きその地で活動していこう、という人たち。また、子育てをしながら地域とのかかわり合いを深めていく中で、より「地域のために何かしたい」という思いを強く持たれる方もおられます。

そのように「ソーシャルビジネスで起業」という受講生に対し、いわゆる通常の「営利事業」を前提としたカリキュラムやフレームワークでは、彼らの起業支援に十分対応しきれないという思いが強くなってきていました。

そこで今回、岐阜県主催の「ソーシャルビジネスのつくり方セミナー・アラサー起業家応援ラボ」に参加してみることにしました。

(参考)

岐阜県:平成28年度ソーシャルビジネスのつくり方セミナー

会場は、「長良川うかいミュージアム」の別館、四阿(あずまや)。

当日(2月11日)の天気は雪!岐阜市でも、長良川を越えると一段と雪が激しく降ってきます。

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若手起業家によるビジネスプレゼンの前に、十六銀行法人営業部の田代達生さんによる講義。

田代さんは本職での起業・創業支援に加え、観光事業を行うNPO法人ORGANの監事も務められており、NPO法人の経営の裏側まで精通されております。

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NPO法人に限らず、ソーシャルビジネスと通常の営利事業との最も大きな違いは、お客様(サービス受益者)から必ずしも直接対価をいただけないという点。

しかしソーシャルビジネスも事業である以上、何らかの「ビジネスモデル」基づかないと、事業としての持続性を維持できません。

その点では、通常の営利事業と同じ。事業のコンセプト(誰に、何を、どのように)を固めた上で、初期投資額や月々の売上目標、事業の見通し(収支)を計算するという、いわゆる「事業計画」の骨組みは、ソーシャルビジネスと言えども組み立てなくてはなりません。

加えて、ソーシャルビジネスでは「コンセプト」の核となる、「ソーシャルビジネスによってあなたが解決したい社会的は何か?」をトコトン突き詰めて考えていく必要があります。

そこがあいまいだと、独りよがりになってしまったり、もしくはソーシャルビジネスの名を借りた単なる営利事業になってしまいます。

 

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前置きはそのくらいにして、当日は5名のアラサー起業家がプレゼン。

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その中には、長良川で川漁師をしながら川下り事業を行っている「結の舟」の平工顕太郎さんも参加していました。

yuinofune.com

プレゼン後は、参加者が5グループに分かれて、各々プレゼンターの事業計画のブラッシュアップ

プレゼンターである起業家の方々はもちろん、それぞれバックグラウンドが違う参加者同士の交流・意見交換も、大変意義あるものでした。

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といった感じで、私自身も「ソーシャルビジネスの支援はどうあるべきか?」について改めて深く考えるきっかけとなり、またこのイベントに参加することで出会えた多くの人たちとのご縁もあり、大いに意義あるものでした!

それでは!

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