『IT導入補助金』のポータルサイトの使い勝手が、著しく悪いので驚いた!
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先日のブログでも懐疑的な印象をもった経済産業省の『IT導入補助金』、1月27日に公募が開始され、その全容が明らかになりました。
こちらが、専用ポータルサイトのトップページ。
その事業目的は、以下の通り。
本事業は、中小企業・小規模事業者等がITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する経費の一部を補助することで、中小企業・小規模事業者等の生産性の向上を図ることを目的としています。
中小企業・小規模事業者等が行う生産性向上に係る計画の策定や補助金申請手続等について、ITベンダー、サービス事業者、専門家等の支援を得ることで、目的の着実な達成を推進する制度となっております。
本制度の枠組みとしては、事業者が自由に選んだITツールではなく、あくまで本サイトに登録されたITシステムのみが補助対象となっているという点。
ということは、いかに自社に最適なシステムを選定するかが、まずは非常に重要なポイントとなるわけです。
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どんなシステムが登録されているか、サイトの中をあれこれ探し回って、ようやくこのページにたどり着けました。
ちなみに、(私の知る限り)このページにたどり着くためには、『補助事業者(中小企業・小規模事業者等)の皆様』のページから、『交付申請の手引き』のPDFを読み進める必要があります(ほかの方法があったら誰か教えて)。
ここは、PDFページ内ではなく、トップページの一番わかりやすい場所にバナーを設けるべきでしょ!?
【2月1日追記】
トップページ上部の白いバナー「【検索】IT導入支援事業者」から、目的ページに行けるようです。
しかし、ユーザー視点で言うと「IT導入支援事業者(=ITベンダー)」から検索しようとは思わないですし、何よりバナーなのに白色というのがわかりくにい!
そんなモヤモヤを抱えながら、こちらの絞り込み検索を行ってみました。
対応エリアを「岐阜県」でやってみると、該当するデータは本日現在453件!
この時点で、個別に見てみようという気が失せます。
さらに絞り込みをかけ、「飲食・サービス」にチェックを入れてみても、まだ243件という候補数・・・。
仕方がないので、個別のITツールページを見てみると・・・。
う~ん、この情報から、自社の最適なITツールを選定するのは至難の業という気がします。
スキームでは、登録された『IT導入支援事業者』に加え、ミラサポ専門家の支援を受けながらITツールを検討するという、流れもあるようです。
それにしても、当支援策の円滑な利用のためには、ポータルサイトの使い勝手向上が急務!!
「生産性向上を図る」ための支援策サイトが、中小企業の生産性向上を阻害してどうする!というのが、今のところの感想です。
それでは!
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