クラウド時代に「IT導入補助金」は有効か!?
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平成28年度補正予算にともなう目玉施策(ものづくり補助金、持続化補助金)も1月で締め切りということで、体も気持ちも一段落といったところの方も多いことと思います。
ところで、平成28年度補正予算関連で「これから公募が始まる」という補助金施策があります。
それが、「IT導入補助金」。
昨今、さかんに言われるようになってきた企業の「生産性向上」のため、特にIT投資を促進させよう、という狙いで打ち出された施策と思われます。
主な内容は以下の通り。
- 補助率 : 2/3以内
- 補助上限額 : 20万円~100万円
- 第一次交付申請受付 : 2017年1月27日(予定)~2月末
※予算の消化状況によっては、二次公募もあるかもしれません。
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趣旨としては大いに賛同するところですが、果たして中小企業(特に小規模事業者)が本施策によってどこまでIT投資を積極的に行うようになるか、疑問に感じます。
というのも今やITツールの主流は「クラウド」。
初期投資はほとんどかからず(無料というのが大半)、むしろ月額利用料を支払うというケースが大半です。
例えば、ホームページをつくるなら「Jimdo(ジンドゥー」。
ネットショップを開設するなら「BASE(ベイス)」。
税務会計なら「freee(フリー)」。
自社に最適な業務システム構築ならサイボウズの「kintone(キントーン)」。
といったように。
もっとも、これらクラウドサービスの導入を一事業者が単体で行うには、ハードルがあることも事実。そうした外部専門家の支援も補助対象になっているようなので、うまく活用して行きたいですね!
中小企業・小規模事業者等が行う生産性向上に係る計画の策定や
補助金申請手続等について、ITベンダー、サービス事業者、専門家等の支援を得ることで、
目的の着実な達成を推進する制度となっております。
※「IT導入補助金」トップページより引用。
それでは!
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