クラウドファンディングのタイプ2種、All or Nothing(オールオアナッシング)ともう一つは?
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前回に引き続き、クラウドファンディングについての話題。
クラウドファンディングの第一の目的は、もちろん資金調達。
クラウドファンディングでプロジェクトを実施する際には、「いくら資金を調達したいか?」、目標金額を必ず設定します。
この目標設定について、2つのタイプがあります。
一つ目は、「目標達成しなければ、本プロジェクトは不成立!」というAll or Nothing(オールオアナッシング)。
もう一つは、「一件でも支援があればプロジェクトは実施」というAll in(オールイン)というタイプです。
All or Nothingにするか、はたまたAll inにするかは、スタート地点で決定する必要があり、プロジェクトの成否に大きくかかわるポイントとして、重要です。
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どちらのタイプを選べばよいか?
「少なくとも○円の資金が必要!」、「少額を集めたところで、プロジェクトは実行できない」というケースでは、All or Nothingがおススメです。
All or Nothingは、「目標金額に達しない場合プロジェクトは不成立」なので、プロジェクト起案者は、不成立なら1円も調達できないリスクがあります(この場合、サポーター側もお金は引き落とされない)。
そのため、必要資金額を念頭に置きながらも、「無理のない目標金額設定」という観点も必要となってきます。
一方All inタイプは、1件でもサポートがあれば資金調達が可能。その1名に対してリターンを実行いただくこととなります。
「少額でも資金が集められればよし」、「一件でも申し込みがあれば、それにお応えしたい」という場合は、All inタイプがおススメです。
実例として、関市板取の井口さんが起案したプロジェクト「次々と雪が滑り落ちる!新感覚の雪かき・雪下ろしアイテム『らくらく 雪すべ〜る』」はAll inタイプ。
井口さん曰く、「たとえ目標金額に達せずとも、サポートいただいた方(19,800円以上)には、もれなく安全で楽に雪かきができる本商品をお届けしたい。」との思いで、All inタイプを選択されたとのことです。
All inタイプはAll or Nothingと異なり、目標金額未達成=プロジェクト不成立というリスクはありません。しかしその分、目標達成に対する意気込みが少なくなってしまいがちなので要注意です。
なお、クラウドファンディングサービスによっては、「All or NothingのみでAll inはなし」というところもありますので、その点も要チェックです(私の知り限りでは、Readyfor(レディフォー)やFaavo(ファーボ)がAll or Nothingのみ)。
といった感じで、一口に「クラウドファンディング」の調達資金の目標設定タイプも様々!
「クラウドファンディングを活用したい」と考えている企業様や、「クラウドファンディング活用のセミナー講師を探したい」とお考えの支援機関様は、お気軽にお問い合わせください!
それでは!
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