クラウドファンディングの種類 「購買型」、「投資型」とは!?
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このところ、新たな資金調達の手段としての「クラウドファディング」についての経営相談や、こちらから提案する機会が増えてきました。
11月14日(月)には、瑞浪商工会議所にクラウドファンディングに特化したセミナーの講師も務めさせていただきました!
【セミナー】クラウドファンディングセミナー | 瑞浪商工会議所
上記セミナーの講師を務めることで、今まで断片的に情報収集してきたクラウドファンディングについて、体系的にまとめることができました。
というわけで、これから数回に分けて、「クラウドファンディング」についての基本的な情報をブログにアップしていきたいと思います。
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まずは、現在ネット上にある様々なクラウドファンディングサービスの選定について。
ざっくり言うと、クラウドファンディングサービスには3つの類型があるといわれています。
すなわち、
- 寄付型
- 購入型
- 投資型
の3種類。
寄付型は、NPO法人や社会的課題に取り組む個人・グループなどでの活用が想定され、営利企業にはあまり縁のないジャンルかもしれません。
代表的なところでは、JapanGiving(ジャパンギビング)。
購入型はその名の通り、資金サポートをしてくれたサポーター(パトロンと呼ぶところもあり)に対して、モノやサービスなどのお礼(リターン)をお送りするタイプ。
上図の通り、「プロジェクトに共感・賛同して応援したい!」という方もいれば、「リターン品が魅力的なので購入したい」という方もおられます。
いわば、「ふるさと納税」企業版と言い換えてもよいでしょう。
代表的な企業としては、日本最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor(レディフォー」。
サイバーエージェント社の『Makuake(マクアケ)』は、「社会的課題」よりも「オモシロ新商品」を中心に取り扱い、このところ勢いがある印象です。
購入型のクラウドファンディング、プロジェクト規模としては数十万円~数百万円、サポーターは数千円~数万円といった、比較的小規模・短期的なプロジェクトに向いていると思われます。
ちなみに税務会計的な取り扱いは「売買契約」と見なされ、収入は課税対象となるので注意が必要です(詳しくは、税理士さんに聞いてください)。
これに対して投資型は、プロジェクト規模は数百万円~数千万円、サポーター(出資者)は一口数万円×口数を出資する、比較的長期・大規模なプロジェクト向きです。
代表的なところとしては、ミュージックセキュリティ社の『セキュリテ』。
こちらは、特定プロジェクトに対する株主を募るといったイメージ。
税務会計的には、出資者は「投資」扱いで配当金には税金がかかり、企業側は資金を調達したことで「負債」とみなされるようです(こちらも、税理士さんにご確認のこと!)。
ちなみにミュージックセキュリティ社は関東財務局より「第二種金融商品取引業者」の登録を受けており(第1791号)、「投資型」クラウドファンディングは金融商品の領域に入り込みます。
といった感じで、一口に「クラウドファンディング」といっても種類は様々!
「クラウドファンディングを活用したい」と考えている企業様や、「クラウドファンディング活用のセミナー講師を探したい」とお考えの支援機関様は、お気軽にお問い合わせください!
それでは!
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