LINE、スマホ用フリマアプリサービス『LINEモール』がひっとりと終了とのことです。
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本日(2016年3月1日)の日経新聞より。
無料対話アプリのLINE(東京・渋谷)は29日、スマートフォン(スマホ)を使って個人間で衣料品などを売買するフリーマーケットアプリ「LINEモール」のサービスを終了すると発表した。対話アプリでつながった友人と共同購入すると商品が安くなるなど「つながり」を意識したサービスで注目されたが、「個人間取引以外に経営資源を集中する」としている。
LINEモールは2013年12月に始まったサービスだが、3月15日午後2時で出品や購入、商品検索などができなくなる。新規の会員登録も停止し、5月31日にサービスを終える。
思い返すと、開設当時(2014年12月)LINEは、すでに5,000万人の国内ユーザーを抱えており、これを機にネット上でCtoC(消費者から消費者へ)市場がさらに拡大するのでは、というブログを書きました。
LINE MALL(ラインモール)がCtoC市場を大きく切り拓く!? - くおん経営 遠藤久志
スマートフォンの普及とともに、CtoC市場は大きく拡大しました。昨年6月16日には、ネット上のハンドメードマーケットが『ガイアの夜明け』でも紹介されました。
しかし当時先行的にサービスを開始していた『Minnne(ミンネ)』等が着実に業績を伸ばし続けた一方、LINEモールはCtoC市場の拡大に十分に食い込めなかったようです。
もっともLINE社は、強気でこんなコメントを残していたようですが。
現在の会員数や売上高は非公表だが、同社は「月間利用者数は伸びていた」という。
ただ、今後は個人間取引ではなく、企業と個人の取引となる「LINEフラッシュセール」などに注力するとしている。
出典:日経新聞オンライン
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同じような例として、「楽天がクックパッドと同じようなサービスを試みたものの、結局はうまくいかなかった」という事例を思い出しました。
このように、圧倒的な会員数を誇るネット企業といえども、いち早くユーザーを獲得していた既存サービスに敵わない、ということが往々にしてあるようです。
インターネット界、さらにいえばネットサービスを利用するユーザーにとっては、「大手」であるというブランドは、あまり関係ないのでしょうね。
それでは!
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