着地型旅行による「犬山城下町の歴史と文化を学ぶ旅」に参加しました。
気持ちの良い秋晴れが続く今日このごろ。
土曜日の11月26日は、朝から電車で犬山遊園駅まで向かい、着地型旅行による「犬山城下町の歴史と文化を学ぶ旅」に参加してきました。
このツアーを企画したのは地元の旅行会社、株式会社ツアー・ステーション。
当日は、代表取締役の加藤広明社長自ら、ハッピを来て「犬山おもてなし隊」隊長としてご案内していただきました。
まず始めにおとずれたのが、紅葉の名所である寂光院(じゃっこういん)。
ところが今年の秋は紅葉の色づきが遅く、まだまだ大半の紅葉(カエデ)は緑色の状態でした。
いたるところに仏像があります。
特にこの日は雲一つない秋晴れで、遠くは名古屋の高層ビルまで見ることができました。
クリックで拡大して見ると、中心付近に高層ビルがあるのが見えるかと思います。
ツアー・ステーションの旅の売りの一つが、同社が徹底的に調べ上げた自社作成資料による、「歴史と文化」に関する深い解説。
ここでは、犬山城を「白帝城」と呼ぶこととなったゆえんや、「日本ライン」のゆえんについて、画像を交えて説明していただきました。知りたい方は、是非このツアーに参加してみてください。
犬山ホテルで昼食をとってから、犬山城に向かって徒歩で川沿いを歩きます。
犬山市は愛知県の最北部に位置しており、木曽川を挟んで向こうは岐阜県(各務原市)です。
写真の向こうに見える犬山橋は、かつて自動車と列車が同じ橋を通っていましたが、今はそれぞれ別の橋を通行しています。
ちなみに私も20代のころ、5年ほど毎日この橋を通勤路として通っていましたが、名鉄パノラマカーが目の前の通過する様は、なかなか壮観でした。
余談ですが、こんな動画がYoutubeにあります。
それはともかく、犬山城下町に着いて、最初に見学したのが「からくり展示館」。
ここでは現役のからくり人形師、玉屋庄兵衛氏による実演も見ることができます(たぶん、土日のみ)。
さらには、「茶運び人形」のからくりの秘密や、犬山祭りの際に山車(やま)で使用されるからくり人形の操作方法まで、垣間見ることができます。
これらの「からくり人形づくり」で培われた「ものづくり技術」が、現在日本の「モノづくり産業の原点」となったとのこと。
外に出て北を振り返ってみると、犬山城天守が顔を出しています。
最近になって電柱の地中化が実現され、さらに風情ある町並みになっていますが、そもそも高度経済成長時代に拡幅工事が予定されていたのを、住民反対運動もあって何とかこの道幅を維持し続けたそうです。
城下町の一角にある「愛知北エフエム」のスタジオの前を通ると、そこでは加藤社長がレポーターの男性につかまって、街頭インタビューが始まりました。
地元に根づいた旅行会社として、この界隈の人々とはみんな顔なじみ。
大手旅行者の企画ではなかなか巡り会えないような、地元の生活者の方々と触れ合えるのも、このツアーならではの醍醐味です。
本町通りの突き当りにある行列は、犬山の新名物「じねんじょドーナツ」を販売している「くいもんや源」さんの屋台。
代表の林泉さんが中心となって生産している、犬山で獲れた自然薯(じねんじょ)を混ぜて作ったドーナツは、どこに行っても大人気です。
私も何度か食べたことがありましたが、出来たてを食べるのは今回が初めて。出来立ては温かくフワフワ、一晩たつとモッチリとした味わいが楽しめます。
久々の再会を祝し、記念写真をパチリ。
解散した後は、来た道を戻って犬山城へ。
犬山城天守は、日本に4つしかない国宝の城であるとともに、最近まで個人(成瀬家)所有であった城としても有名です。
天守内には、代々の成瀬家の城主の額が掲示されています。
ちなみに現在は、12代目城主の娘である成瀬淳子さんが理事長を務める「財団法人白帝文庫」の持ち物となっています。
個人所有の城であったことの特徴の一つが、フェンスのない最上階。
行政が管理していたら、間違いなく転落防止のためにフェンスが張られていることでしょう。今なおこの状態ということは、転落事故は起きていないものと思われます。
ちょうど夕暮れ時に最上階に上がったので、夕陽を眺めることができました。
といったように今回の犬山の旅は、最高の天気のなか秋の寂光院と犬山城下町を堪能することができました。
ぶらりと観光地を訪れる旅も良いですが、こうして地元企業ならではの情報やネットワークを持つ「犬山おもてなし隊」が案内する旅というのも、一度体験してみてはいかがでしょう?
参考)『ちょっと知的な犬山城ツアー 語り部が案内』
http://www.asahi.com/travel/news/NGY201110270041.html
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