中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

日経新聞が放つ大いなるジョーク

 私も日経新聞を購読しているので、自然と目に入った情報が、有料サービスである「日本経済新聞 電子版(Web刊)」。開始直前には紙面見開きでデカデカと広告を出していたし、テレビのニュースでも取り上げられていた。

http://www.nikkei.co.jp/topic/ds/

 そのニュースによると、日経記者による「記事の質の高さ」と「即時性」を売りしたいようだが、「個別記事へのリンクの禁止」に対して、Web上では失望感が広がっている。

日経新聞電子版始動、しかし個別記事へのリンクを禁止、違反者に損害賠償請求も示唆』

http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=10/04/05/0220235

 「日本経済新聞がWebサイトを刷新、新サイト「日本経済新聞 電子版」を始動した。新サイトは「紙と違う魅力満載」として紹介され、「新聞では表現できない」「これまでにない読み方を提案」「ネット時代にふさわしい情報発信の新しいプラットフォームを目指す」とされていた。しかし、始動した新サイトのフッタには「リンクポリシー」というページが用意されており、次のように書かれている。(中略)

 •リンクの仕方やページの内容によっては、お断りする場合があります。リンクをお断りするのは次の場合です。

1.営利目的や勧誘を目的とするなど、「日本経済新聞 電子版」の趣旨に合わないホームページからのリンク

2.「日本経済新聞 電子版」のコンテンツがリンク元のホームページの一部に見えるような形のリンク(フレームの中にコンテンツを取り込むような形のリンクなど)

3.日本経済新聞社事業に支障をきたす恐れがあるリンク

4.個別記事へのリンク

 これに対して筆者は、

 「2010年にもなって個別記事へのリンクが禁止だという。これのいったいどこが「ネット時代にふさわしい情報発信の新しいプラットフォーム」なんだろうか。あえてはっきり言いたい。馬鹿じゃないの?」と締めくくっている。

 まったく同感である。Webがこれだけ普及したのは、ひとえにハイパーリンク機能にある(プラス、無料)。Web上で、情報の囲い込みをして、成功した例はない。

 ちなみに先週の「日経ビジネス」の特集は、”「社外秘」をなくせ オープン型モノ作りが世界を制す”。これは、日本経済新聞社が放った大いなるジョークか?

http://www.zassi.net/mag_index.php?id=252&issue=27361

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