女性にはおススメしません。
ここ数年私の周りでは、新たにママになる子が増えている。彼女らがいるときには、子どもを巡る悲惨な事件の話題は、当然は憚られる。
本日、映画館で観た『硫黄島の手紙』以来となる、クリント・イーストウッド監督の作品を、ホームシアターで鑑賞した。
一昨年の作品である『チェンジリング』。最近ぼつぼつとブルーレイのソフトを購入しているが、こちらもアマゾンでの評判が良いので買ってみた。あらすじはこんな感じ。
「1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。
やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。
それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった…。」
どんなジャンルの映画なのかという前知識もなく、142分と言う長尺のため、「最後まで集中して見れるか?」なんて心配したが、まったくの杞憂に。グイグイと引き込まれ、最後まで夢中になって観てしまった。
この作品は、1920年代後半に引き起こされた「ゴードン・ノースコット事件」という史実に基づいて作られており、その内容は目を背けたくなるような苦い現実が、目の前に繰り広げられる。
そのため女性、特にお子様を持つお母様には、この作品はおススメしません。しかし、素晴らしい作品です。
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