中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

民主党に政権は任せられるか?

 ついに衆議院が解散、事実上の選挙モードに突入した。投票日まで40日もあるため、風向きがどのように変るかは分からないが、少なくとも現時点ではマスコミの絶大なる支援もあって(?)、民主党の優位が推測される。

 さて、その民主党は果たして世間を任せられるに足る能力を有しているのか?興味深いブログ記事を見つけた。何と、民主党にはそもそも「綱領」がないという。

参考ブログ)たむたむの自民党VS民主党

民主党解剖 この国を本当に任せられるか?(7月17日)

http://tamtam.livedoor.biz/archives/2009-07.html#20090720

 「民主党は平成八年に旧社会党新党さきがけの一部が合流して産声を上げた。十年には民政党民主改革連合などと合流し、十五年に代表、小沢一郎率いる自由党と合併した。しかし、党の追求すべき理念や目標を明記した基本文書たる「綱領」をまとめたことはない。」 ~中略~ 

 「もともと結党の原点は、自民党に対抗する二大政党の一角となるための「プロジェクト政党」だった。このため、民主党はいまも憲法や教育、安保、外交など足並みのそろわない基本政策は事実上棚上げにされてしまっているのだ。」

 「党中堅はこう率直に認める。「原則を言い始めるとバラバラになる。理念で集まっているわけではなく、何が何だかわからない政党だ。綱領なんかない方がいい。」」

 このように、党としての「基本的スタンス」がないから、つまるところ「何でも反対」するしか脳がない。これがいかに日本の政治を乱してきたかは、麻生総理が本日の記者会見で、実に分かりやすく述べている。

 「民主党政権交代を主張されております。しかし景気対策福祉の財源、日本の安全保障、いずれをとっても自民、公明両党の案に反対するだけ。具体的な政策は見えてきません。町工場の資金繰りの支援や仕事を打ち切られた人への生活支援など、極めて緊急を要した予算にさえ反対し、国会の審議を引き延ばしました。若い世代の保険料の負担を抑えるための年金改革法にも反対したのです。」と批判した上で、

 「子ども手当に5兆円、高速道路の無料化に2兆円など、財源の裏打ちのないけた違いのばらまき政策であります。予算を組み替えれば、何十兆円もわいて出てくるような夢物語。」と、痛烈に皮肉っている。

 さらに、もっぱら国民の関心は、(表面上は)景気対策に目が移っているが、安全保障問題に対するスタンスも、決して無視することは出来ない。これに関して麻生首相は、民主党の姿勢をこう厳しく批判している。

 「日本を守るという点については、テロ対策また海賊への対処のための自衛艦の派遣、反対するだけで代案を出されたという記憶はありません。北朝鮮の貨物検査法については審議にも応じず、廃案にされた。民主党の政策は、私はこの安全保障に関しましては極めて無責任、不安を感じるのは当然だと思っております。」

 「国連決議に従って北朝鮮の貨物を検査する、そういう法案についても審議に応じず、廃案にしてしまいました。この結果に一番喜んでいるのは北朝鮮ではないでしょうか。」

 「今、政権を取ったら変わるというんだったら、なぜ今はやらないんですか、なぜ今ならできないんですか。それは反対するためにだけ反対していたということを自ら言っているようなことになりはしないか。」

麻生首相会見>【詳報その2】民主党の政策は「財源の裏打ちのないばらまき」

7月21日18時34分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090721-00000019-maiall-pol

麻生首相会見>【詳報その6】「民主党の安全保障政策は極めて無責任」

7月21日19時8分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090721-00000024-maiall-pol

 さらに、7月14日の衆議院内閣不信任決議案に関する討論」において、細田博之幹事長は見事なまでに民主党への批判を繰り広げているが、その中で、民主党は党大会において国旗を掲げないなど、教育に対する姿勢も疑問視している。

以下、とあるブログから転載。

 「さらには党幹部が、「教育の政治的中立は有り得ない」と、発言した、との報道もあり、事実とすれば、教育基本法や教育公務員特例法は、どうするんですか。教育基本法はどういう風に考えてるんですか。これは、日本国教育基本法の理念とも合致しない。今まで、民主党が提出した法案の理念とも合致しない訳であります。」

 「さらに、民主党の党大会では、国旗が掲げてない。えー、「民主党党大会は国旗を掲げておりませんか?」だと言われております。平成11年の、国旗及び国歌法案の採決で、民主党は賛成45/反対46でありました。このことと関係があるんでしょうか?このような政党が、日本国を代表して日の丸君が代を堂々と掲げ、歌い、世界各国と渡り合えると言えるんですか?甚だ疑念であります。」

参考ブログ)

ねずきちの ひとりごと

http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-562.html?blog_id=1909009

 マスコミから発信される情報を鵜呑みにして、あたかもそれが自分の意見だと勘違いしてしまう人が大多数を占めるのであれば、マスコミのとってこんなに御しやすい国民はない。マスコミ報道を鵜呑みにせず、麻生内閣や自民等の功罪、そして民主党の功罪をフェアな眼で見られる人が大多数であれば、おそらく選挙結果も違ったものになるであろうが、残念ながらその期待は薄いといわざるを得ない。

↓「いよっ!その通り!」と思ったら、下記へのクリックお願いします。

拍手する

↓「なかなか鋭いね!」と思ったら、下記にもクリックを!

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村