中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

自民に巣食うアンチ麻生は「七人の侍」に学べ!

 衆議院の解散・総選挙が決定、自民党苦戦が予想される中、「麻生総理では選挙が戦えない」と、自民党内での足の引っ張り合いが、日に日に激しさを増している。

 中川秀直武部勤加藤紘一ら周辺勢力に加え、麻生内閣の一角を占める与謝野馨財務・金融担当大臣までもが、麻生首相に退任を迫ったというのだから、麻生首相の心中は穏やかではないだろう。

 こうした、いわゆる”麻生おろし”の動きは、「政策よりも政局大好き」なマスコミの格好の餌となり、麻生内閣の政策的な成果がますます後ろに引っ込んでしまう。こうした動きは、結局民主党を利することとなるのだが、厚顔無恥な彼らはそのことに気づかない。

深まる孤立、強まる逆風=「政策に間違いない」、解散待つ麻生首相

7月18日18時18分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000081-jij-pol

 ホリエモンを「わが息子」と褒め称えた武部勤や、「拉致被害者を北朝鮮へ返すべき」と発言した加藤紘一などは、その見識に大いに問題ありなのは明らかなのだが、にもかかわらずというか、それゆえにマスコミは好んで彼らの発言を取り上げる。その結果、ますます麻生内閣および自民党の支持率低下に拍車がかかって行く始末・・・。

 本人たちに自覚がないのは大いに問題だが、彼らが自民党の足を引っ張っているのは、周知の事実。都議選敗北を総括する都連の会議においては、「党内の混乱が従来の『自民ファン』をも離れさせ、組織選挙も崩壊した」との意見が続出、「自分の名が売れればいいと、テレビの前で勝手なことをしゃべる国会議員がいる。冗談じゃない」といった不満が噴出したと言う。 

「麻生降ろし」議員は応援せず…自民都議団

7月18日7時12分配信 読売新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090718-00000107-yom-pol 

 なぜ、こうした事態を引き起こすことが(余程の馬鹿ならともかく)分かっているにも関わらず、彼らは「麻生降ろし」に邁進するのか?何てことはない、彼らの大多数は自分たちの議席が危ういから、看板を付け替えてでも自分の議席を死守したい、という思いがあるからに過ぎないようだ。

 政治広報システム研究所(久保田正志代表)の分析によると、16日夕に発表された衆院議員122人(両院で135人)のうち、選挙区で勝ち抜けそうなのは約26%の32人という結果となった。 「これ以上党の結束を乱せば、8割が落選する」との声もある。 「分析してみると、前回風に乗って当選したが次回は苦しい議員や、接戦で少しでも票を上積みしたい議員がほとんどだ。『選挙目当てでうろたえている』と言われても仕方がない」、とのことだ。

敗走自民「反乱軍」8割落選か…武部、塩崎も大苦戦

ZAKZAK 2009/07/17

http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009071736_all.html

 黒澤明の代表作「七人の侍」において、志村喬扮する侍のリーダー島田勘兵衛は、己のことしか考えず離反しようとする3名の農民に対し、烈火のごとく怒りを示してこう言った。

 「離れ家は三つ、部落の家は二十だ!。三軒のために二十軒を危うくはできん!また、この部落を踏みにじられて、離れ家の生きる道はない!いいか、戦(いくさ)とはそういうものだ!人を守ってこそ、自分も守れる。己のことばかり考えるヤツは、己をも滅ぼすヤツだ!」

 中川秀直武部勤加藤紘一、そして佐藤ゆかりたち小泉チルドレンたちは、今こそ「七人の侍」を鑑賞し、自分たちがどう振舞うべきか、よく考えてみるべきだろう。今月21日に開かれる両院議員懇談会で、このシーンを上映してみてはどうだろうか??

 

↓「いよっ!その通り!」と思ったら、下記へのクリックお願いします。

拍手する

↓「なかなか鋭いね!」と思ったら、下記にもクリックを!

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村