「スーパー」って呼ぶな!
昨日の日経新聞には「スーパー売上高1.7%減」、「12年連続前年割れ」の文字が。NHKのニュースでも、「不振が続くスーパーでは・・・」なんて枕詞が当たり前のように使われている。
一般人にとって、「スーパー」といえば、「スーパーマーケット」、いわゆる「食品スーパー」を想起するのが多数であろう。しかし、新聞やニュースで報道される「スーパー」とは、日本チェーンストア協会の会員企業のことを言う。そのうち大手といえば、イオン(ジャスコ)、西友、イトーヨーカ堂、そしてユニー、平和堂といったところだ。いずれも、いわゆる「スーパー」というよりも「GMS」と言ったほうが適切だ。
日本チェーンストア協会の発表による売上高の内訳を見ると、衣料品が前年比11.4%と大幅な減少を示しているのに対し、食料品はわずか1.5%減にとどまっている。要するに、「スーパーが不振」と言っているが、食品は相変わらず堅調で、衣料品が下げ止まらないのである。
にもかかわらず、「スーパーが不振」なんて報道がなされると、一般の人は「生活に最も密着した食品スーパーでさえ、この不況の影響を受けて不振に陥っている」、との印象を持ち、ますます財布の紐をかたくしてしまうのではないか。
一般の人々の景況感を悪化させないためにも私は提言する。これから、ジャスコやヨーカドーを「スーパー」と呼ぶのは止めよう!
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