中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

「ブランドは消費者との約束」を貫いた今治タオル

 

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ご当地ブランドの代表格とも言える「今治タオル」。

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かつては「衰退産業」の典型例として、中には倒産(民事再生法適用)にまで陥った企業もいたくらいでした。

 それが、今や押しも押されもせぬブランドとなった「今治タオル」。

「今治=タオル」、「タオル=今治」というくらいに確固たる地位を築きあげました。

そんな今治タオルに不穏なニュースが。

以下、 昨日(12/22)に配信されたNHKニュースより引用。

愛媛県今治市のタオルメーカーが、品質基準を満たしていない製品を高級タオルの「今治タオル」として出荷していたことが、メーカーでつくる組合への取材で分かりました。問題のタオルはブランドの認定を受けておらず、全国に少なくとも35万枚が出荷されたとみられ、組合が実態調査を行っています。

 配信ニュースによると四国タオル工業組合では、今治タオルは吸水性の良さの基準として、「水につけて5秒以内で沈む」という基準を満たす必要があったところ、問題の製品は沈むのに10秒以上かかったとのこと。

しかし、その後の四国タオル工業組合の動きは素早い、かつ断固たるものでした。すでに出荷された基準外製品の回収を行うのは当然のこととして、組合ではメーカーに対して、「当面、今治タオルのブランドマークの使用を禁止する」という処置を下しました。 

 株式会社DDRの安藤竜二氏は、「ブランドは消費者との約束」と表現しています。今回の四国タオル工業組合の一連の動きは、「今治タオル」ブランド維持のため「消費者との約束」を果たすため、言えるでしょう。 

それでは!

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